売れる本の通りにやってもうまくイカない訳②【法則090】

昨日解説をしていたこの本と、

この本、

まったく真逆な性格の本だが、

ある意味どちらにも共通するものが

自分にあると想った。

人のことなんか気にするな、

自分中心（ある意味ゴーマンに）行け！

というのが多動力のスタンスであるし、

気にし過ぎなあなたは悪くない。

それは才能だよと教えてくれるのが

繊細さんの本のスタンス。

私は繊細（HSP＝ハイリー・センシティブ・

パーソン)さんどころか（SHSP:スーパーな

HSP）だ。

だがその一方であえてシャットダウン

（感じないように）し、人がやらないようなことを

したりしてビックリさせることもよくある。

だから人は私のことを宇宙人、変人、

芸術家、大学の教授、医者、経営者

やさしい人、冷たい人、ごくふつうの人

とも呼ぶ。

言ってみれば、

　ミニ多動力人

--------------　＝　ワタシ

　　超繊細さん

みたいな人間なのだ。

だからマイナス思考の成功法則という

教えもオリジナルなものなのだ。

単にネガティブなだけではないのだ、

ポジティブなネガティブ思考なのだ。

さて。

その多動力だが

こんな記事を見つけた。

「多動力って極論じゃない？」

R25の編集長の渡辺さんが

インタビューを申し込むという内容だ。

https://r25.jp/article/457769397635085606

これを読んでいくと、

会議中にスマホをする勇気を持てとか

電話に出るなという話が出てくる。

ホリエモンに言わせれば彼なりのスジは

通っているし、話を聴けばなるほどと想う部分は

たしかにある。

が、だ。

この、相手がどう想うかまでを考えていなかった

ところに、ライブドア事件の遠因がある。

ライブドア事件

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%96%E3%83%89%E3%82%A2%E4%BA%8B%E4%BB%B6

カルロスゴーンの際も論じたが、

会社のために必死に働き、

世の中の為になると信じて

いいことをやっていると疑わないときに

横やりが入る。

近鉄を買収しようとしたり、

ニッポン放送を買収しようとしたりするなど

時代を先取りすることをしていた。

が、それが一部の人の反感、反撃をくらい、

思わぬところから責められてしまった。

不用意に敵を作ってしまうと

やられてしまうのだ。

会議の席上でスマホをいじるというのは

ある意味、無意識なメッセージで、

「この会議には意味ないよ」

「アンタらの話に耳を傾ける価値はないよ」

という無言のメッセージを送ることになる。

じっさいにそんなに賢く偉い人なら

話は別だが、本の中身を真に受ける人は

ちゃんと考えてはいない。

どういう会議で

自分がどういうポジションで

どういうふうに「映るか？」←これ重要

を考えないまま行動すると、

敵の総攻撃を受けてしまう。

ここのところへの言及がない。

じゃあなぜいまホリエモンが支持されているかと

言うと、ライブドア事件で叩きに叩かれたという

いわばいじめを受けた人というマイナス面が

功を奏している。

当時、拝金主義だった彼が

出していた本はやはり鼻に付き、

一種の危うさを感じていた。

だからライブドア事件が起きたとき

あ、だからやられたのか、と想った。

人は道理が通っていても

鼻に付く人、ゴーマンな人は

引きずり降ろそうとするからだ。

このあたり、

カルロスゴーンの事件と似ている。

じっさい、カルロスゴーンの事件のときの

斎藤検事、弘中弁護士との対峙は

くり返されているからだ。

じっさい怖いのは

犯罪性・事件性がそれほどなくても

悪意があるととられてしまうと、

逮捕されてしまうことだ。

だから人からねたみそねみ

悪意を買わないようにしなければ

ならない。

多動力を読むと、

極端とも言えることを書いてはいるが、

当時の本との違いがそこにある。

それはなにかと言うと、

徹底的に懲らしめられたゆえの人間味が

行間ににじみ出ていることだ。

バカと付き合うな

と言っている真意は、

人に付き合い過ぎて

自分の価値を低めるなよ、

という応援メッセージだ。

一方かつての本では

金がすべてみたいなもの言い

（あえて炎上するようなメッセージ）

ばかりしていた。

だから（じっさいにはワーカホリックに

仕事していたのに）やられてしまった。

いまはそういう会社組織という呪縛から

解き放たれて、自由に楽しくやっている感が

ある。

だからそういう観点から書かれた本だから

会議でスマホをいじる「勇気を持て」

という表現になっているのだ。

「いじれ！」と言っていないところがミソ。

ただこういうニュアンスを感じ取れないと、

むやみやたらと敵を作ってしまう。

だから多動力×繊細さんの双方の力が

必要なのだ。

その両方の力を兼ね備えれば

鬼に金棒。（ちょっと古いか）

マイナス思考の成功哲学と、

今度出す電子書籍はこのゾーンを

攻めている。

売れている本を読むときは、

なぜ売れているのか？

という視点のほかに、

極端に言っていないか？

それがじっさいには役に立つかどうか

を検証しなければならない。

そうすれば真に役に立つ教えとして

生かせるようになる。

私は長年ずっとそうやって

独自の知恵を作ってきた。

だから相談されたときに

パっと応えられるのだ。

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