47NEWS 【共同通信】

http://www.47news.jp/CN/201007/CN2010070601001025.html

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小沢一郎民主党前幹事長が不起訴となった収支報告書虚偽記入事件の公判前整理手続きで、検察側が、水谷建設(三重県桑名市)から元公設秘書大久保隆規被告(49)=政治資金規正法違反の罪で起訴=に渡ったとみている2005年の「裏献金」5千万円についても立証する意向を固めたことが6日、関係者への取材で分かった。

 

水谷建設の「裏献金」の存否をめぐっては、検察側が既に、元私設秘書の衆院議員石川知裕被告(37)=同=が04年に受け取ったとみている5千万円の立証方針を固めている。


両被告側はいずれも「受け取ってない」と強く反発、公判で証拠調べの対象になるかどうか焦点となりそうだ。

 

関係者によると、水谷建設側は東京・赤坂のホテルで04年10月と05年4月、5千万円ずつ計1億円を渡した、と前社長らが東京地検特捜部に証言。


小沢氏の地元である岩手県奥州市で建設中の胆沢ダム工事の下請けに参入する目的だったと説明した。

 

公判前整理手続きでは、検察側が公判で証明予定の具体的な内容を示し、その証明に使う証拠を法廷で調べるよう請求。


これに対し弁護側は同意か不同意かなどの意見や、公判で予定している主張を明らかにする。