12日、赤松農水相は、「参政権は民団との公約」と、民団の支援は、外国人地方参政権獲得のためで、永住外国人への地方参政権法案の成立は民団への公約だと強調した。

民主党幹部が、参政権を条件に民団から組織的な選挙支援を受けたことを認めたのは初めて。

との報道があった。
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100113/stt1001130124000-n1.htm

赤松農水相のこの参政権発言をうけて、民主党政権を売国政権と断定はできない。

安易に在日外国人を排し、現政権を批判はしない。

右翼・左翼と言われる方々の非難は甘受するが、明治以降の国粋主義を尊ぶものが日本の国体を語るのはおこがましい事である。

ましてや、親米保守のラッパ右翼が横行闊歩するの自民党が、この法案を期に支持されるなど時代を後退させるに等しい。

有史以来、日本の国体は皇統と共にあり、他国を排する事をしない。

しかも、その国体は、如何なる強権、剛腕政治権力であっても権威独裁を許さない。

それは国民の好むと好まざるとにかかわらず、肇国以来、成文憲法の裏にある基本原理でもある。

新自由主義も、共産主義も、国体を弱体化する事を鳩山・小沢が知っている事は間違いない。

外国人地方参政権をどの様に舵取りするかは、選挙で選ばれた政治家に委ねられる。

彼らを国政に送り出したのは紛れもなく現有権者であり、日本国民である。

「私は支持していなかった」などの声は、日本の民主主義では通用しない。

議会制民主主義とはその様なものである。

私は、ルソーが羨んだ君民共治を唱える復古維新者ではない。

今、議論されるべきは参政権云々ではなく、議院内閣制の立憲君主国家として新たな国家観を打ち出すことだと考える。

島が取られるとか、地域が脅かされるなどの問題ではない。

それ以前に、失われかけた日本の国体を取り戻すことなく、日本人の心そのものが荒廃する事を恐れる。

繰り返しになるが陛下の年頭のお言葉。

「国民皆が互いに助け合い、励まし合って当面の困難を克服するとともに、世界の人々とも相携え、平和を求め、健全な未来を築くために力を尽くすよう願っています」


私の荒ぶる心は、このお言葉によって鎮められた。

日本人も在日外国人の方も、お言葉の意味をかみしめなければいけない。