神戸の三代目 -37ページ目

13階段 ~高野和明

時々、本屋に平積みにされている本。
第47回江戸川乱歩賞を受賞した作品です。

高野 和明
13階段
★★★★★

犯行時刻の記憶を失った死刑囚。
その冤罪を晴らすべく、刑務官・南郷は、前科を背負った青年・三上と共に調査を始める。
だが手掛かりは、死刑囚の脳裏に甦った「階段」の記憶のみ。
処刑までに残された時間はわずかしかない。
二人は、無実の男の命を救うことができるのか。
江戸川乱歩賞史上に燦然と輝く傑作長編。

どうやら、作者にとっては初めての長編小説だったようです。
処女作でここまで読ませるとは・・。
脱帽です。

記憶喪失の死刑囚に冤罪の可能性があり、
その冤罪を証明するために前科を持っている青年と
その青年の入っていた刑務官が限られた時間の中捜査を行う・・。

なんとなく、24を思い出しました。
時間が迫ってくる感じとか、全てを明かさない登場人物とか・・。

単なるエンターテイメント作品にとどまらず、
死刑制度についての作者の考えを、
物語の登場人物に代弁させている気がします。

何よりびっくりしたのは最後にある参考文献の量。
20冊以上の死刑や犯罪に関する書籍、また法律に関する専門書が連ねてあります。
リアリティのある文章には、その準備段階から始まっているのでしょう。

あとがきで宮部みゆきが言っています。
映画とは全く違う作品になっています、と。
そういえばそんな映画もあったような。
映画でがっかりした人も、是非。

ブサイクちゃん

今日のブサイクちゃん。

お犬様

白目剥いて寝ています・・。
自然界に出たら20秒と生き延びれないでしょう。

レイクサイド ~東野圭吾

東野圭吾の本格サスペンス。

東野 圭吾
レイクサイド
★★★★☆

-東野圭吾からの新たなる挑戦状-
待望の書き下ろし長編本格サスペンス!
『あたしが殺したのよ』
愛人を殺された夫。
妻が犯行を告白する。
そして夫は愛人の遺体を湖の底へ…。
私立中学受験を控える子供たちの勉強合宿のため四組の家族が集まった
湖畔の別荘でいったい何が起こったのか!?
東野ワールドの魅力と本格推理の醍醐味を満載した意欲作!

毎度のことでホント申し訳ないけど、今回も大きくやられました。
奥さんが犯行を告白するものの、
様々な謎が残っており、それを解明する夫。

最後の真相はかなり衝撃的です。
一本とられたい人、是非。

顔 FACE ~横山秀夫

ハードボイルドなサスペンスに定評のある横山秀夫。

横山 秀夫
顔 FACE
★★★☆☆

「だから女は使えねぇ!」
鑑識課長の一言に傷つきながら、ひたむきに己の職務に忠実に立ち向かう似顔絵婦警・平野瑞穂。
瑞穂が描くのは、犯罪者の心の闇。
追い詰めるのは「顔なき犯人」。
鮮やかなヒロインが活躍する異色のD県警シリーズ。


読んでいて気がついたんですが、
この作品、昔ドラマでやっていたような・・。
調べたところ、仲間由紀恵主演でドラマをやっていたみたい。
第1話くらい見たのかな・・。

内容は婦警さんが男性社会である警察で、
負けずに頑張っていくというもの。
あんまり感情移入することもなく・・。

男性社会で働く女性は、感情移入ができて楽しいんじゃないでしょうか・・。

鳥人計画 ~東野圭吾

祝!トリノオリンピック開幕!!

東野 圭吾
鳥人計画
★★★★☆

「鳥人」として名を馳せ、日本ジャンプ界を担うエース・楡井が毒殺された。
捜査が難航する中、警察に届いた一通の手紙。
それは楡井のコーチ・峰岸が犯人であることを告げる「密告状」だった。
警察に逮捕された峰岸は、留置場の中で推理する。
「計画は完璧だった。警察は完全に欺いたつもりだったのに。俺を密告したのは誰なんだ?」
警察の捜査と峰岸の推理が進むうちに、恐るべき「計画」の存在が浮かび上がる…。
精緻極まる伏線、二転三転する物語。
犯人が「密告者=探偵」を推理する、東野ミステリの傑作。

もう何回目か分かりませんが、毎度懲りなく騙されました。
東野圭吾の作品を読む時は、自然と裏を読むようになっているんですが、
今回も全くやられてしまいました・・。

中盤に犯人が逮捕されるのですが、
動機も分からず、犯行方法も分からず・・。
終盤になるにつれ、どんどん真相が解明されますが、
最後にさらにもう一つ、隠された真相が明らかに・・。

トリノのジャンプを見るのが楽しみになりました。

誕生日

今日はめでたい誕生日。

とはいっても自分じゃなくてお犬様。
晴れて1歳になりました。

お犬様

Happy Birthday Minami!!

占い

先日、ひょんなことから占いをしました。
何気に、人に見てもらう占いは初めて。

生年月日と姓名からいろいろと見る占い。

ただ、占い師がいまいちで・・。
専門用語が多すぎて何を言っているのか分からん。

「あー、昨日から”ダイサッカイ”が始まったのね・・」

いや、ダイサッカイって何なのよ?

あと、人の名前に”凶”とか思いっきり書くのはいかがなものよ?

あ、ちなみに占いの結果は以下のとおり。

・つい先日からダイサッカイが始まって、2年間はいいことが無いらしい。
・20代は仕事がころころ変わって、それ以降は仕事は変わらないらしい。
・頭が良くて仕事はできるらしい。
・お金はたまらないらしい。
・結婚は(悩んだ末に)32歳くらいにしておけば、とのこと。

・・・、仕事ができるのにお金がたまらないってどういうこと?

まあ、全く気にしていないからいいけど。

でも楽しかったから、また別のところ行って来ようっと。

スローグッドバイ ~石田衣良

先日読んだ14(フォーティーン)以来、2作目の石田衣良。

石田 衣良
スローグッドバイ
★★★★★

「涙を流さなくちゃ、始まらないことだってあるんだよ」。
恋人にひどく傷つけられ、泣けなくなった女の子。
彼女に青年の心は届くのか(「泣かない」)。
上手に別れるための最後にいちばんの思い出の場所へいく。
そんな「さよならデート」に出かけたふたりが見つけた答え
ー(「スローグッドバイ」)など普通の人たちの少しだけ特別な恋を綴った10編。
出会いから別れまでの一瞬一瞬をやさしく描く傑作短編集。

個人的にはあまり短編集は好きではありません。
短い文章の中ではどうしても人物像が描ききれないことが多いので、
感情移入をする前に終わってしまうことが多く。

このスローグッドバイに関しては、絶妙でした。
恋愛と言う誰でも経験するテーマだからか、
なんとなくその人物の考えていることを想像してしまいます。

どこにでも転がっているような話、
それでいてとても特別なような話が10編。
1話につき15分~20分くらいでしょうか。
お薦めです。

個人的には「夢のキャッチャー」、「ハートレス」、「フリフリ」が好きかな。
・・、どうやら今は失恋話より恋愛話に共感しているようです。

同級生 ~東野圭吾

東野圭吾の学園ミステリー第2弾。
デビュー作以来の学園ものらしい。

東野 圭吾
同級生
★★★★☆

同級生の宮前由紀子は俺の子を身ごもったまま、
そして俺の愛が本物だったと信じたまま事故死した。
俺にできる償いは本気の関係だったと皆に告白することと
事故の真相を暴くことだけだった。
やがてある女教師が関わっていたことを突き止めるが、
彼女の絞殺体が発見されるや、一転俺は容疑者にされてしまう。

こりゃまた一本取られました。
最後のオチ、そう来たか、と。

東野圭吾に騙されないよう、疑心暗鬼で読み進めていましたが、
騙されたと言うか、一本取られたという印象。

ただ、高校生にもしこんなことが起こったら、
もっとへこんだり、大変だとは思いましたが。

失踪症候群 ~貫井徳郎

慟哭を読んで、すっかり虜になりました、貫井徳郎。

貫井 徳郎
失踪症候群

★★★★☆

「若者たちの失踪の背後にあるものを探って欲しい」
依頼に応えて、環敬吾はチームのメンバーに招集をかけた。
私立探偵・原田柾一郎、托鉢僧・武藤隆、肉体労働者・倉持真栄。
三人のプロフェッショナルが静かに行動を開始する。
暴かれる謎、葬り去られる悪。
ページを捲る手が止まらない『症候群』三部作第一弾!

前回読んだ「慟哭」もそうだったんだけど、
複数の視点が交互に入っていることで、
一つのシチュエーションが双方から見る事ができ、
本当にページを捲る手が止まりません。

どんでん返しが無くても、先の展開が読めても、
何故か楽しめる1冊でした。

症候群三部作、読むのが楽しみです。