夢を見ている…
夢を見ている夢を見ているのかも知れない
こんな書き出しの詩を書いたことがある
今、何かをしている時間
手を止め後ろを振り返ってみる
過ぎた時間は夢の中
再び見ることも触れることも出来ない
そんな時間の中で
夢はどんどん重なっていく
やり残したことを
現実の一歩手前におき触れてみる
時間の流れは速い…
すぐさま夢の中へと吸い込まれていく
こんな夢となった時間を感じながら
夢をみている…
ねえ、これみて
あら、写真
うん、父と母と僕…
君にもこんな可愛い時があったんだ
ところで、きみは小さな頃の写真を
持っていないの…
たくさん有るわよ
モデルさんみたいにポーズした
写真が多いけどね
きみらしいね
ねえ、私昨日ステキな夢をみたわ
え、どんな夢
一流のモデルさん達と一緒に
ファッションショーをしているの
うん…いいねー
夢を一歩手前において夢をみる
そして、後ろを振り返り
その夢となった夢を
今の現実に何回引き戻せるか否か
…それが問題だ
どこかで聞いたことの有る言葉…
そう…それが問題だ
