先週の日経ヴェリタスに興味深い記事が載っていたので
ご紹介しますね。
タイトルの
「30歳は高い・45歳は低い・60歳は高い」
というのは、「取るべきリスク」のことです。
資産の運用先には、
株式など高リスクのものと
債券など低リスクのものがあります。
これまでは、「100-年齢」といったように
若年は高めに、高齢にいくほどリスクを低めに
設定するのがセオリーと言われてきました。
ところが、日本の個人投資家の現実は正反対。
保有金融資産に対する高リスク資産の割合は
・30代で約10%
・60代で17%
と、逆行しています。
資産運用の基本的な考えは、
①「人生の三大資金」である「住宅・教育・老後」資金を
準備するために、
②それぞれの支出時期が近づくほど安全運用の割合を
高めることで元本割れリスクを回避する
(これを「ターゲットイヤー運用」といいます)
ところにあります。
ご家族をお持ちの方は実感いただけるかと思いますが、
三大資金のうち、住宅と教育は40代に重くのしかかってきますよね。
ヴェリタスの分析でも、
年齢別にふさわしいと考えられるリスク運用の比率は、
・30歳で65%
・45歳で15%
・60歳で50%
でした。
高齢者ほどリスク資産を保有している日本の現実は
理論上でも合理的といえますね。
60歳になると住宅ローンのゴールも見え、
子供たちは独立して教育資金も不要。
一気に老後資金へエネルギーを投資できるわけです。
ただし、くれぐれも退職金を一つの金融商品だけに
つぎこみ投資するのは、おやめくださいまし・・・
リスクを取る、といっても、賢く分散させたいですね。
(参照:日経ヴェリタス2010.4.4号)

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( 行政書士法人エド・ヴォン 大杉 宏美 )









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