F9の雑記帳 -154ページ目

2020年1月14日

 夜、吉村萬壱「精神病苑エッキス」(『文學界』2020年2月号所収)を読む。読み終えて、この作家らしさ全開の明け透けな、読むのに若干力が要る小説だなと思った。僕は雑誌連載時の連作は読まないと決めているにも関わらず、つい読んでしまったので、先の様に感じたのだろうか。まあ、何ともはや。…しかし、女性の主人公をこの物語の地平に連れてきて良かったのだろうか。最後は余りな展開になってしまったし…。

2020年1月13日

 成人の日。午後2時過ぎに家を出て午後4時半前に(尾鷲市で今借りている)マンションに着いた以外は、本を読んだりテレビ番組を観て過ごした。

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 夜、獅子文六『てんやわんや』(ちくま文庫)を読み終える。終盤で地震発生とは何だか凄い展開だったが、登場人物の強烈さもなかなかで、本当に面白かった。そうでなければ、本が売れたり、映画になんてなるはずないし…。しかし、この文庫本に収められている「てんやわんやの話」にある様に、毎日新聞での連載時には女性から感想の葉書等は殆ど来ず、中年以上の男性を中心にしてしか本当に来なかったのだろうか。少し不思議だが、もしそうだとすると、この小説には(大袈裟な書き方になるが)古き良き昔の風習や慣習が描かれているので、それらが中年以上の男性に懐かしさを覚えさせたのではないかと僕は思うのだが。

2020年1月12日

 午前中消防団の出初式に出席(ドームとは言え横が空いているので寒い中一時間程立ちっぱなしはな…。)し、夜消防団の宴会に出席し散々飲み食いして楽しんだ以外は、本を読んだり録画しておいたテレビ番組を観て過ごした。しかし、休日はダラダラ過ごしてばかりで、何もしない男だな…。

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 夜、獅子文六『てんやわんや』(ちくま文庫)の249頁まで読む。今日読んだ部分には闘牛、鉢盛料理、オトリモチ、ナガセ(梅雨)等相変わらず僕の知らない事が沢山登場したが、読んでいて(登場人物の一人である)田鍋拙雲が発した四国島の独立と言うのに個人的に凄く驚いた。ああ、『吉里吉里人』…。どれだけ早い発想なんだ。