「祭典」 | F9の雑記帳

「祭典」



 鹿島田真希「祭典」(『文學界』2026年8月号所収)を読みました。
 まず、この小説の語り手である“私”に杏樹がかつて語ったと言う(肉欲的な内容も含まれている)様々な寓話や物語、“私”と杏樹の思い出が適材適所を無視するように配置されていた上に強烈だったので、読んでいる途中で何度となく気持ちが萎えてしまい、吐いてしまいたい気分になりました。
 大体の内容は読んでいて興味深かったり面白かったのですが、直後に(若干激しい)性的描写が出てくるのは個人的には勘弁してほしかったです…。
 そして、杏樹を探し求め続ける“私”の姿も地味ながらなかなか強烈でした。
 ですが、杏樹絡みの内容が強烈すぎて、最後の場面を読んでも読み終わった感じはしませんでした。