『マンスフィールド・パーク(下)』


ジェイン・オースティン『マンスフィールド・パーク(下)』(新井潤美・宮丸裕二訳、岩波文庫)を読みました。
この本には、第3巻(全17章)と(ドイツ人の劇作家アウグスト・フォン・コツェブーによる『愛の子ども』をイングランド人の劇作家で小説家、批評家でもあるエリザベス・インチボールド)が英語に翻案したと言う)戯曲『恋人たちの誓い』が付録として収録されています。
以下、感想(めいたもの)を以下に書いておきます。
◯
第3巻には、主人公ファニー・プライスが凄く嫌がっているヘンリー・クローフォドとの結婚を巡る圧力やその他様々な出来事と、ある男女二組の行動(と書いておきますが、こんな事態はそうそうないのではないでしょうか?)によって状況が一変してしまう様子が中心に描かれているのですが、こんな展開になるとは本当に考えてなかったので、正直吃驚しました。
「あのファニーがもう一つか二つきっかけがあれば、牙城が崩れるかもしれない、まずい…。」と思いハラハラしながら読んでいたのに、予想外の展開が待っていたので、読んだ時は思わず天を仰いでしまいました。
そして、エドマンドとファニーに与えられた結末には納得できはしたものの、個人的にはもう少し早い時期にそうなってもいいように思いました。
◯
『恋人たちの誓い』は、読んでいて詰まらなかったです。
巻末の解説でエリザベス・インチボールドや『恋人たちの誓い』について触れられているのですが、個人的にはどうにも駄目でした…。
◯
そして、またしても最後になってしまいましたが、巻末の50頁程は作品と作者についての解説となっていますが、作品の理解に物凄く役立つなと感じました。