「ハンチバック」

第128回文學界新人賞受賞作です。
まず、語り手がミオチュブラー・ミオパチーと言う先天性疾患を抱えており、財産面でも特に問題がない設定には(個人的には失礼でしょうが)驚きました。
そして、ハプニングバーでのエロ記事から始まる冒頭部分を含めて性に関する表現や描写が多い上、この小説で描かれる語り手の思考や行動に面食らってしまい、読んでいる間しばしば気持ちで負けてしまいそうになりました。
考えた事がなかったのですが、健常者と障害者の違いはこれ程までに大きかったんですね…。
また、最後の(ほぼエロ記事である)部分については唐突で戸惑いはしましたが、個人的にはあった方が良いと思います。
あと、最後になりますが、“ハンチバック”と言うタイトルにも驚きました。“せむし”ですか…。
