パソナグループ会長である竹中平蔵が唱えるベーシックインカムはイカサマである。
竹中平蔵が唱えるベーシックインカムは毎月７万円を支給するというものだ。毎月７万円支給すれば生活保護が不要になり、年金もいらなくなると云っている。
しかし、たった７万円では家賃と光熱費で消えてしまうため働きたくても働けない人、生活が困窮している人にとってなんのメリットもない。
さらに高齢者の年金をなくすことにまで言及しているのをみると日本国民の生活基盤を徹底的に破壊する意図が感じられる。
生活保護で受けられていた恩恵はベーシックインカムによってかき消される。必要な医療費の負担は自分でやれと云っているようなものだ。
他国で行われているベーシックインカムは今の社会システムにプラスする形を取っているが竹中平蔵が唱えているベーシックインカムは社会にとってマイナスに働く要素が極めて強い。
社会保障制度が削減される前提でベーシックインカムの話が進んでしまうと今よりも家計は圧迫され、かえって過酷な労働へと人びとを駆り立てる危険があるのだ。
最初から竹中平蔵は、労働と所得の切り離しを目的としていない。強制労働させるために発案していると見ていいだろう。
竹中平蔵は、小泉政権のもとで経済財政政策担当大臣として、労働者派遣法の規制緩和をはじめ、非正規雇用を拡大する諸政策の旗振り役だった。
竹中平蔵が唱えるベーシックインカムでは非正規労働者の賃金を下げる目的もあると見られている。この悪党の正体を知れば知るほど恐怖に戦慄するのだ。