18歳のころに中古車を買ったのを覚えている。
カルディナTZだった。価格は130万円。込み込みで150万円ほどだ。
今は家があるしローン払ってるからそんなに大きな買い物もできないが18歳にしては思い切った決断だったのではないかな。
家を買ったり車を買ったり、古くなれば売ったりと・・・。
大人になるとそういった決断をしなければならなくなる。
しかし、学校の勉強とは程遠いところで社会や経済が動いているのを感じていた。
学校では教えてくれないことが世の中の大半を占めている。
そして、親や兄弟も知らなかったり教えてくれなかったりと・・・・。
自分で調べるか、今ならネットで情報を集めるしかない。
まだネットで情報を集められるだけマシなほうだ。
ひと昔前ならネットすらインフラ整備もされずソフトやアプリやサイトさえもまだ未熟だった。
話は戻るが18歳のころにステーションワゴンを買ったのはスノーボードに行きたかったからだ。
ハッチバックのステーションワゴンかSUV・クロカンが欲しかった。
そのころの流行りの車といえばまだセダンが主流だった。セダンかスポーツカーが全盛期だ。
ハッチバックやステーションワゴンなんてそんなに人気がなかった。
でも、それが10年経ち、20年経つとほとんどの車がワゴンw
ワゴンでハッチバックが当たり前、主流となった。
理由はわかる。便利だからだ。
利便性を求めると「便利で使い勝手がいい物が欲しい」となる。
セダンはフロントとリアが長く小回りが利かない。
後ろはトランクになっていて背が高い荷物は積めない。
セダンの荷物を入れる場所は「手荷物」や「小物」がメインじゃないかな。
どちらかというと上品な使い方だと思う。大人がほぼ手ぶらで移動するときに使う上品な乗り物っていうイメージだ。
それこそ知人に会う、大切な人に会う、接客する、商談するっていうときにこそセダンはふさわしい。
現場の仕事、工場勤務でセダンだと役職のついた人間や事務職っていうイメージがする。
現場の職人がセダンだと「えっ?なんで」と思ってしまうw
昔の流行りのイメージのまま車に乗っていたり、なんとなく車を選んでいると時代とズレが生じる。
それは車を作っているメーカーも同じだ。
高級セダンを作ったりスポーツカーを作るのは夢があるが果たしてそれが売れるのか?といえば一般大衆にはそれほど売れない。
売れ行きが伸びてみんなが選ぶのは「利便性」があるものだ。
その決断ができなかったのは日産だったんじゃないかな。
三菱は元々車はそれほど売れてない。ただ社員割引や同グループの割引で客引きもせず、受注生産するだけの下請け企業みたいなイメージだ。
マツダは時代が変わるギリギリのタイミングで「デミオ」を販売してヒットさせた。
閉鎖していた工場もフル稼働になった。
決断の差とはこれほどまでに恐ろしい。結果や未来を変えてしまう。
自動車に限らず、すべての業界でこれはいえることだ。
その商品は時代に合っているだろうか?
これからも売れるだろうか?
もしかしてもっといい商品が作られていないだろうか?
その先見の目がなければ、廃れてどんどん廃業しているスナックみたいになりそうだ。
ガールズバー、セクキャバ、風俗と人気が出るものがあれば言葉も古さを連想させるスナックは廃業せざるを得ない。
常に決断は迫られている。そんな気がするね。
目に見えないしみんな意識してるかどうかはわからないがある時を境にして時代は変わる。
コンビニがこんなに流行ってデパートがどんどん潰れているのもわかる気がする。
じゃあこれからは?と自ずと問いが出てくる。
俺も自分で決断していきたい。これからも。