アダルトチルドレンになるきっかけは様々だ。その中でも一つあるのが妻に問題がある場合だ。
男には自尊心があり、”尊敬されたい””褒められたい”と思う気持ちが心の奥深くにはある。
それを理解できず、夫が真剣に言っている言葉を茶化したり、すぐに否定したりすると夫の気持ちは荒んでいく。
するとどうなるか?
意識的に思っていなくても”家に帰りたくない”と無意識に行動が変化する。
パチンコ、スナック通い、浮気など、いろんな問題を家庭に持ち込む可能性がある。
元々、そういうのが好きな夫の場合もあるし、妻が夫にそうさせたケースもある。
僕も実家暮らしのときに、”家に帰りたくない””この家から早く出ていこう”と思うようになった。
毎日、毎日、毎日、毎日、顔を合わせるたびに説教・叱責・指摘などしかなかったからだ。
それも父親・母親・姉からだった。誰と顔を合わせてもまったく気分が悪かった。
よくそれだけ人の文句が言えるなーと感心するほど酷かった。
姉には、人を責めること、追い詰めること、真剣に言った言葉を茶化すこと、親や兄弟を味方につけて仲間はずれにすることなど、そういった行動しか見られなかった。
残念だが一生分かり合えない存在だ。
最低限、必要がないとき以外は、まったく会おうと思わない。会話もしなくていい。
父親は祖父・祖母、妻、子供たちを養いながら必死にキツイ仕事を耐えていた。それをちゃんと理解せずに妻が自分が思ったことをなんでも言っていたら、夫は家に帰りたくなくなるだろう。
家庭のストレス、仕事のストレス、その上に必要のないストレスを抱えるのはしんどい。
要するに男性を理解していない”下げマン”は結婚するな、ということだ。
不幸な家庭ができるだけ。それで幸せになったら奇跡以上の価値がある。
ソクラテスが言った言葉に「汝自身を知れ、汝自身について考えよ」という言葉がある。
哲学には真理があり、それを理解しないでやり過ごすことなどできない。
表面上、いくらごまかしても幸せにはなれない。
もし家庭環境で抱えきれないほどのストレスを感じている人がいたら、しかも、それが扶養する立場になく、息子・弟の立場なら、一旦すべてを捨てて家を出て構わない。
なぜなら、その環境を作り出している機能不全家族による共依存状態が問題なのだから。
共依存で、家族の均衡が保てるのは、”愛””勇気””主体性”が満ちているときだけだ。
誰かを責めて、自分たちの本当に解決しなければいけない問題から目を逸らしているときは家族関係に悪循環が起き、最悪は殺し合いに成りかねない。
殺してもスッキリするのは一瞬だけ。しかも、殺した相手のために懲役を食らうのはバカらしい。
だから、自分に問題がないのに”勝手に問題をでっち上げられたとき”は、その家族と自分を切り離して構わない。
解決しなければいけない問題に目を向けることもできず、ごまかしながら生きているような奴らに足を引っ張られる必要はない。
自分の人生を生きればよい。
僕自身は27才で家を買って、今年で10周年になる。まったく後悔していない。
分かり合えない人物、心の共有ができない人間、自分の問題を責任転嫁する奴らに足を引っ張られて生きるより、自分で主体性を持って決断する生き方のほうがよっぽど気楽で楽しく生きられる。
もし結婚する相手を選ぶなら、見た目のキレイさよりも男性を立てられる女性を選んだほうがきっと幸せになれる。
妻→夫を卑下する→夫、家に帰らない→機能不全家族
妻→夫を褒める、よく話を聞く→夫、仕事が終われば直帰する→愛に溢れた楽しい家族
小さなこと、何気ないことの積み重ねが生活になり、家族となる。
未来につながる人生のストーリーを作っているのは自分自身だということに気づかなければならない。
悪癖を繰り返してもまったくそれが好転することもなく、幸せになることもない。