過去世退行催眠術で過去の自分に遡っていくことができる。
人によっては迷信のように思われるかもしれない。
僕自身は無神論者であり、「神」の存在は信じていない。ただし想像を絶するような「知」の存在は信じている。
偶然が重なって動物は進化したという説も間違いではない。
すべては必然的で計算づくされており、すべてにおいて意味があり、完璧な世界という説もある。
自分の前世を知ることによって、現世が通過点であることに気づくのかもしれない。
そして、未来に備えろという警告や暗示でもある。
私の父が生前に言ったゲスな言葉がある。
「どうせ俺らが生きている間には自然破壊も大気汚染もそれほど進行しない。だから、何をやってもいい」（自分のわがままを押し通して生きる人だったので、この言葉には悪意さえ感じられた）
それを聞いた僕は心の底から「こいつ、イヤな奴だなー」と思った。だから、死ぬ間際もそれほど感情が込み上げなかった。
本当に死ぬから何をやってもいいのだろうか？
（なぜか、いつも、この疑問を持ってしまう）
生物を構成するためのタンパク質は限られている。水が水であるように、タンパク質はタンパク質である。
地球が誕生してから５０億年。質量はほぼそのまま。
じゃあ生物が生きるためのタンパク質や水は循環している。リサイクルしてまた使われていると考えるのが普通じゃないだろうか？
動物が進化して強くなったり性能がよくなるのも”今の自分たち”からの脱却のようにも感じられるが・・・・？
心のどこかで”違う自分”を目指し、新しい形へと変わってきたのではないだろうか。
脳の９０％以上が活用されていないというのなら、それは生物が進化してきた記憶のメモリー（？）とも受け取れる。
ややＳＦチックな話だが過去世退行催眠によって、過去の自分が何者だったかを知るのも悪くない。