北新地の花道
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北新地ラウンジ開店準備②

人材確保には苦労しましたが、これまた改装にも
オーナーの思い入れが入るので一苦労です。。。


よく初めて開業される方にかなり陥りやすい傾向なのですが、
自分の城の理想を求めるあまりにお金を改装、備品に掛けすぎて
軍資金が底をついたり、後で何であんな事をしてしまったのだろうと
後悔するパターンが非常に多いです。


どうせなら良いものをと思う気持ちは分かるのですが、例えば、
トイレの床や壁を超高級な御影石や大理石を使いトイレだけで
○○百万円かける方がおられます。


一見、見た目も良いし、お客様にも高級感ただよう個室で
用を足してもらうと気持ち良いのは最もなのですが、
それは私の考えからではただのオーナーの自己満足に過ぎません!!


その店がオーナーの趣味の店で儲け度返しで運営されているなら
私は大いに納得させて頂きます!!
『どや?この金のかかったトイレは!!』ってね。




しかしっ!!!




ビジネスとしてお店を開業するのであれば話は別です!
トイレに○○百万円使ったとしてもお客様は


『あの店、トイレめっちゃ高級感あるから行こう!』


とは、普通ならないですよね。
もちろん、トイレ以外の内装にもお金をふんだんに使い
改装費用だけで○○千万円かけるなら別ですが。。。


とにかくビジネスとしてお店を開業するのであれば
お金を掛けることによってお客様が来て下さるキッカケ
を作れるものであれば掛けるべきだと考えます。


最近の人口大理石やパネル、ダイノックシート(シール)
は一見本物と見間違える程です。
なので、本物からフェイクに変えるだけでお客様には
ほぼ分からず経費は十分の一で済みます。
(分かってもその事であの店には行かないとはならないです)




ビジネスとはいかに少ない経費と労力で多大な儲けを
出せるかを追求するべきだと私は思います。





個人店も同様、少ない経費でお客様にいかに喜んでもらえ
良い接待ができ、こちらも儲けを残せるかが勝負です!!!



さぁ、次回は僕の友人が内装にどうこだわったかを書かせて頂きます!

北新地ラウンジ開店準備①

店舗も決まり、無事に公庫からの融資もおりて一安心というところですが、
開店準備のために息つく暇もありません。

全て同時進行で動かないといけないのですが、まずはスタッフ探しです!
クラブ、ラウンジで一番大変と言っても過言ではありません!!
女の子の質(容姿、トーク、器量、華やかさなど)でお店の雰囲気はほぼ
決まるのでここはかなり慎重にならないといけません。


一番の注意点は、容姿、トーク共に良好な子でも他の女の子との
トラブルを引き起こす様な可能性のある子は店の輪を乱します。


ある程度のライバル心はとても大事なのですが、人の揚げ足を
とったり悪口をお客様にまで言ったりと蔑ろにしていると
あとでとんでもないトラブルに発展する場合があります。
なので、オープンという一大イベントでの人選は特に気を使います!


まずは、友人や知り合いなどのツテを使い紹介してもらうのが一番です。
これは、紹介してくれる方の人間性にも関係してきます。
しっかりした人であれば、紹介してくれる子もそれなりの子を連れて
きてくれますが、いい加減な人の紹介は条件などもいい加減に伝わり、
これもトラブルの元となりますので注意が必要です!


今回は私の会社も小さな人材派遣もやっておりますのでうちからの紹介と
オーナーのツテをたどり(これが一番いい加減でした)色んな子と
面接をさせて頂きました。
もちろん、求人サイトにも載せてもらいました(週に1~2人が連絡くれます)


人材確保と同時進行で店舗の改装、調理器具、備品を揃えたりと
休む暇は全くありません!


北新地ラウンジ地獄の2週間

公庫の面談終了後、結果を待つというのは相当なストレスのようです。

友人は毎晩毎晩、私に電話をしてきて

『大丈夫やろか?アカンかったらどないしよ・・・』

『大丈夫ですから!僕を信じて!あれだけの事業計画をたてたのですから!』

と毎晩同じやり取りを永遠とします。。。

でも、彼にとっては人生の方向を決める大事な大事な結果です!
私自身も彼の立場ならそうなるでしょう。。

実際、絶対に良い結果というのはありえませんし、何よりも
私が一番恐れていたのは『東日本大震災』の影響です!


この未曾有の大震災により、日本の財政はアップアップ状態です!
(あるところにはあるのですが・・・)

その影響から公庫の予算が倒産回避や追加融資の貸付にあたり、
新規事業の貸付がストップするという可能性がずっと
頭によぎっておりました。

なので、私は友人を励ます一方で心の中のワダカマリが消えませんでした。



そして、2週間後。。。


待てど暮らせど、公庫からの連絡は友人にありません。
もちろん、ハガキ一枚もきません。。。。


友人は公庫に連絡するかどうか迷いに迷って半泣き状態で公庫へ
連絡しました。


すると。。。



担当者『いやぁ~連絡しようと思ってたんですけど忙しくって!
    まだ振込先を聞いていなかったので教えてもらえますか?』





友人『へっ???』





そうです!!地獄の2週間を乗り越え、また東日本大震災の影響も
乗り越え?公庫の融資がやっと決まりました!!



と言うよりも、、、




早よ、連絡してこいよっっっ!!!!



以上、無事にお金は友人の口座へ!!

北新地ラウンジ公庫面談

ようやく物件も決まり、公庫の面談です!

物件資料並びに仮契約書(公庫のお金がおり次第、本契約となる)を
提出し、面談に臨みます!

面談では、担当者にもよりますが思いも寄らない質問をされる時があります。

『どんな本をよく読まれますか?』 『好きな食べ物はナンですか?』など

一見、意味の無い世間話のように思われますが、そこから面談者の性格や
思考を読み取るように担当者は努力します。
とくに、生活面ではどれだけしっかりとしているかを重視しているようです。

前回でも書いたようにいい加減な人間にはお金を貸せない
ということです!!


とくに、公共料金等の支払いを溜めているとかなりのマイナス評価となります。
あと、住んでいる家の家賃やローンはしっかりと支払いをしているかです。

人間として住むところや水、電気、ガスは必要不可欠ですから、
その料金を踏み倒すといった行為はお金を貸す側からすると、
いい加減極まりないみたいです。

私の友人には徹底的にこの部分は頭に叩き込んでもらいました。


よって、、、


無事、面談終了!!

担当者からの様々な質問にも躊躇する事なく答えられたそうです。
(私は見ていなかったので本当にしっかりできていたかどうかは
定かではありませんが・・・)

結果発表は約2週間後に通知または連絡があるということで後は
祈って待つのみです!!
この間は学生時代の受験生よりもハラハラさせられます。

だって僕の友人は仕事を辞めてこれ一本にかけているのですから・・・。


北新地ラウンジ物件探し

公庫からの面談までは申し込みから1週間~10日程あとにあるので
それまでにきっちりとした店舗物件の仮契約書を用意する必要があります。

店舗はあらかじめ、知り合いの不動産屋や管理会社がいたので
数店舗目をつけていました。
あとは、友人の理想に一番近い物件を選びます。

選ぶ要素としては。。。

1、家賃・保証金・礼金等

  毎月の家賃は少なければ少ない方が良いです!!

2、場所

  もちろん、立地はかなり重要です!新地の場合はほとんど一見で
来るお客様は例外を除いてはまず、いません!
  階数はエレベーターがあれば問題はないのですが、
人に伝えやすそうな立地が良いとされます!

3、内装etc

  クラブ、ラウンジ、スナック等の場合ほぼ、居ぬき物件になります。
  どれだけ綺麗な内装が残っているか、厨房機器(冷蔵庫やガスレンジ等)
  は残っているか?無ければ、管理会社や家主が用意してくれるかなど。

4、雰囲気

  友人はめちゃくちゃ霊感が強く、よく霊体験をします。
  (昔、不動産の仕事を一緒にした時に新聞にも載る位の気持ち悪い
   出来事がありました。。。後日書かせて頂きます。)
  なので、初めてその店舗に入って、何となく居心地が悪いとか
  トイレや厨房の位置が何か嫌だ等、人間には第六感があるので
  自分が少しでも嫌だとなと感じたらやめておいた方が無難です!


以上、最低でもこれくらいは物件を選ぶときには考えた方が良いです!

友人の場合は一発でした!私もその物件は大賛成でしたし何よりも
立地がかなり良かったです!

詳しい場所は書きませんが、いわゆる本通りの誰でもわかる目印の
あるビルの前です!

$北新地の花道

北新地は、正式名称が『曽根崎新地』といって、大阪の北側にあるので
北新地と呼ばれています。

東西方向に3本の主な通りがあり、「新地本通」を中心に北から「永楽町通」
「新地本通」「堂島上通」となっています。

東京で言えば『銀座』ですね。超がつく高級クラブやラウンジ、料亭などが
集中していますが、最近は不況から家賃相場がかなり安くなり、チェーン店の
居酒屋なども良く見かけます。

しかし、平日でも高級クラブなどからお姉ちゃんと一緒に出てくる会長、社長
クラスの殿方をよく見かけますので日本は不況と言ってもあるとこには
あるのだなと実感させられます。。。