1月21日(月)。世界一周80日中14日目。
インド・バラナシ1日目。

アーグラ からの寝台列車を無事に切り抜け、三都市目・バラナシへと降り立つ。

ニューデリーのこともあったので躊躇ったけど、どうしようもなかったので、まだまともそうな顔のオッさんに声をかけてリキシャで宿へ。

ガンジス川流域は迷路のような街並みが連なっており、そこにガンジス川を見に来た観光客用にホステルが点々としている。



3秒に一度、牛がいる。ヤギがいる。犬がいる。猿がいる...。

もれなくみんな、うんこしてる。
そう、みんながみんな、うんこしてるのだ。
そこら中、もう本当にそこら中に、糞・糞・糞。

さすがにそれそのものの写真は載せられんけど、まあエグかった。

「うんこ無法地帯」以外に、表現できない。

一周回って神聖な路地を鼻を摘んで切り抜け、なんとか宿までやってきた。

チェックインを済ませると、流暢な日本語でひとりのインド人男性が話しかけてきた。

名を、バダルさんという。

聞けばこの宿に泊まる日本人をバラナシに案内している人らしく、確かにbooking.comのレビューやその場に書いてあった寄せ書きに、皆が皆して高評価のお言葉を残されていたので、これは頼むしかないと思って、案内をお願いすることにした。

荷物を置いて、再びうんこ無法地帯へ繰り出す。


バラナシの街は、備え付けの寺がある民家が所狭しと並んでおり、至る所で人々が礼拝している。

ご存知の通り、ここでは毎日のようにインド中から死体が運ばれ、ガンジス川流域でお焚き上げが行われている。

街には司祭者たちが住んでおり、街中の家々でお祈りを人々が行なっているのだ。


こちらは、バラナシが誇った大寺院があった場所だったが、政府によって取り壊しが行われているとか。

休みになるとバラナシには、お寺でのお祈りだけで3〜4時間もの列を成して参拝客が訪れるらしい。


バダルさんの案内で、路地裏の民家に挟まれた一つの家に入ると、そこは小学校だった。

リキシャやボート漕ぎの親を持つ貧しい子どもたちが、無料で教育を受けている施設だ。

インドの子どもたちは、みんなみんな、本当に可愛い。


ガンジス川に出ると、ついに、出た!
名物・沐浴である。

バラナシに着くまでは「沐浴、やれるならやってみようかな」と軽く考えていたが、

いざ目の前にガンジスそのものを前にすると、足がすくんで無理だった。

ガンジス川流域に住む人々の生活排水はもちろん、下水道から洗濯物、動物たちのウンコちゃんから何から何までが詰め込まれた、神秘の水である。

いやはや恐れ入った。
潔癖とは無縁の生活を送ってきた僕ですら、さすがに無理だった。


こちらは、ガンジス川に身を捧げた神様と呼ばれる人たち。

彼らは、身も心もガンジスの神に捧げている故、結婚はおろか、セックスはおろか女性と触れ合うこともしない。

彼らがたとえ人を殺そうとも咎められることは一切なく、存在自体が崇め奉られる対象なのだ。

近くで見ると恐ろしい感じがしたが、なんとも神々しい姿だった。


昼のガンジス川を堪能して、宿に帰って少し休み、夕暮れ時のガンジス川へ再び繰り出す。

息を呑むほど、美しかった。
あんなに汚い路地裏を出ると、こんなにもかというほどの美しさを持つガンガーが目の前には広がっていた。


今日一日案内してくれたバダルさんと。
ネイティブ並みに日本語が上手くて、なにより親切で案内が丁寧!

インドに来る日本人のことをよくわかっており、日本人のインド旅行の極意を語ってくれたが、さすがは日本人を案内して15年の大ベテランだと思った。

バラナシだけでなく、他のインドの地域も案内している人でブログやトリップアドバイザーでも評判の人物。
インド旅行の際は、自信を持って「バダルツアー」をオススメします。


バラナシ1日目最後は、火の儀式。
太鼓の昔から日々行われている、ガンジス川名物の伝統ある儀式だ。


若い司祭者たちが太鼓を叩き、火が灯された何かを振りかざして儀礼を行う。

約1時間、祈りをするインド人たちに紛れて、ガンジス川の伝統を感じた。

ニューデリー 、アーグラとは違った意味での衝撃がバラナシにはあった。


2019.01.21 インド・バラナシ