現在僕は、スペイン・バルセロナを旅立ち、ポルトガルのリスボンでのトランジットを経て、世界最大のエンタメ中心街・ニューヨークへと向かう飛行機の中でこの文章を書いている。

1月末から約2週間ほど、このブログをほったらかしていた。

その言い訳その他諸々といえば、インド編を投下した直後に、ミラノでパスポートをスラれて完全にメンブレしちゃったのが大半なのだが、、、笑

ボクのアナザースカイ・パリでの課題動画の撮影、フランクフルトでの"衝撃"、本日綴る大好きな親友との再会、その後に続く"世界最高峰の音楽"との出会いなど、「ずっとやりたかった」「会いたかった」「憧れだった」が悉く叶う瞬間が目まぐるしく続き、時を忘れてヨーロッパの空気に酔いしれていた。

これからその日々を振り返って日記に残していくけど、本当に、本当に、一生忘れない最高の体験が出来たヨーロッパ編だった。

とはいえ最後のバルセロナでは、ちゃっかりカジノで負け越しちまいまして、後味酸っぱいラストで27日間という長期ヨーロッパジャーニーが幕を閉じた訳であります(ラストのラスベガスで絶対取り返す!!!)

「80日間」という非常に限られた日数で行う今回の大冒険も、今日で43日目。
とうとう、折り返し地点を過ぎた。

いくつかのすったもんだがあったものの、なんとか事前に決めたスケジュールをほとんど狂わせることなく、今のところは順調といったところだろう。

「どうせ誰も読むわけねえけど、後で自分が読み返すために」という、完全に"自分のための日記"と思ってはじめたこのブログだが、先日アクセス解析をチェックしてみると、「世界一周・バックパッカージャンル」で27位とかにランクインしていたw

数百ほどあるアメブロの旅ブログの中で、開始僅かでこの位置に来るということは、少なからず「誰かに見られちゃってる」と思って相違ない(いやはやハズいぜヤメテクレw)

旅スタートと同時に開設してから約40日。
たまにしか更新しない中でも、「書けば誰かが読んでくれる」というネット上のテキスト性は面白いものだ。

だからといって別に、アクセス数を稼ぐために毎日欠かさず書くなんて絶対やんねえし、よく見る旅ブログのように情報性満載の記事なんて書きやしない。

今この瞬間のように、暇だなーと思った時にアプリを開き、数日前を思い出して写真を漁り、テキトーに文字を打ってSNSに投下する。

僕がいつぞやに死ぬ間際、若かりし日々を走馬灯のように振り返ったとき、宝物のように自分史に輝いて蘇るであろうこの"80日間の軌跡"を、ただただ残しておきたい、というのみである。

今日から、この旅で最も楽しみだった場所・ニューヨークで5日間遊び倒し、ついに最後の難関、これまた「27日間」という怒涛の南米編へと駒を進める。

なんだか前置きが長くなってしまった。

そんな事はどうでもよくて、、、
今日はみんなにめっちゃ聞いて欲しかった大事な話がしたいんだ!だから聞いてよ!!(誰が待ってるんだ?笑)

時を12日ほど戻し、スイス・チューリッヒでの旅を振り返ることにしよう。
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2月7日(水)。世界一周80日中31日目。スイス・チューリッヒ。


バンコクから旅をスタートさせてから、この日でちょうど1ヶ月。
なんやかんなと色々あったが、なんとかタイスケ通りにヨーロッパを駆けずり回っていた。

この日はフランクフルトを後にして、スイス・チューリッヒへと向かった。

ココでの目的はただ一つ、「12年間」というロングスパン疎遠だった、大好きな友と再会するためだ。


コレは、僕が小学5年生のときの写真。
僕の横(左側)に立っているのは、当時中学1年生だった、チェリストの横田誠治くん。

彼と出会ったのは、僕が小学4年生で「佐渡裕とスーパーキッズオーケストラ」に入団した2004年の夏。

兵庫県の和田山の山奥で長期間の練習合宿に参加していた僕は、男子メンバーの中では最年少。
親元を離れて誰かと生活するなんて初めてだったので不安で仕方なかった中、二個上の誠治くんが初日からめちゃくちゃ親しくしてくれて、一気に仲良くなった。

小4と小5の2年間は、僕は付かず離れず誠治くんの後を付いてって、とりあえずずっと、一緒にいた。



その練習合宿の際、小4の僕は、ずっと阪神タイガースのユニホームを着て練習に参加していた。

それには訳があって、僕がこのオーケストラのオーディションを受けた際のことだ。

最終審査で世界の大指揮者・佐渡裕を前に、当たって砕けろの一曲をブツけた直後、僕の演奏には全く触れず、書類に書いてた「阪神タイガースの大ファン」という一言で大いに佐渡さんと阪神談義で盛り上がってサヨナラされ、「絶対無理やん」と思ってたら、まさかの合格。

「きっと僕は、"阪神ファンの少年"としか覚えられてない!でも、そのキャラで佐渡さんとみんなに覚えられたい!」

そんな事を思って、夏の合宿から本番の日に至るまで、いつ何時も阪神タイガースのユニホームやグッズを身につけていた。



「お前面白いな!阪神のこともっと教えてよ!」

そう言って誠治くんは、当時僕が没頭して応援していた星野タイガースの話を熱心に聞いてくれて、合宿中もテレビ中継を一緒に見て応援してくれたりした。

音楽の方はというと、僕は絵に描いたようなお荷物でポンコツだったのだが、誠治くんのチェロは当時から輝きまくっていた。

合宿の休憩中、誰もいないホールで誠治くんが独りで弾いていたイザイのチェロソナタの音色を今も忘れない。

「スーパーキッズて、そうゆうことか。」
誠治くんのチェロを聴いて、僕はトンデモナイところに来てしまったと思った。

僕が3年目になるときも、彼は夏の合宿と本番だけ参加してたのだが、次の年からしれっと来なくなってしまった。

関西を本拠地に置くオーケストラということもあり、誠治くんは東京に住んでいたし、受験だコンクールだで大忙しで来れなかったらしいのだが、僕が卒業して大学生になる頃には、既にスイスに渡ってしまい、すれ違いで全く会えてなかった。

兵庫県の西宮芸術文化センターでの最後の公演の後、楽屋口で「バイバイ、またね!」と言ったきり。

あれから、12年。
お互い連絡も取らず、会うこともなかった。

アトロクの宇多丸さん風に言うと「元トモ」状態であるw

社会人になることを決意し、世界一周旅行でヨーロッパまで来た。

ここまで来たんだから、アイツに会いに行かなきゃ。誠治に会いたい!

そう思い立ち、超絶久々に連絡してみたら、ちょうど日程が合って会えることになった。

「"自分"アナザースカイ」に継ぎ、「"自分"あいつ今何してる?」まで、やることになった。笑
しかも、自分で会いに行くタイプのやつだ。



インスタのストーリーにも載せたけど、入社式で発表する課題動画「自分アナザースカイ」のワンブロックとして、このチューリッヒでの再会の瞬間を描こうと思って、GOPROを自分に向けた。

自分で書いた台本通りにインタビューに答えてる風に街歩きしてるんだけど、自分で見るとマジで、話すの下手だなぁイキってんなぁコイツきめえなぁ、、、と普通に思った。

自分で思うんだから、他人が見たら相当腹がたつんだろうなと思うw
帰国してからの編集が思いやられるぜ。。笑


そして、待ち合わせ時間の18:00。
人と会うだけでこんなに緊張したのは久しぶりだった。

中央駅の人混みをかき分け、アイツを探す!

と...!




ついに、会えた!誠治だ!!!


いやぁぁぁぁ。。。
改めてみても、全然変わってねえ!!!
一緒やん!笑

12年ぶりに再会した友は、背がでかくなっただけで、喋り方も雰囲気も、あの日のままだった。

会えた瞬間、本当に、もう本当に嬉しかった。

こういうのは、後輩の僕から連絡しないとダメなんだけど、ずっとずっとやれてなくて、時間がかかったけど、やっと思いが晴れた。良かった。


チューリッヒといえば、チーズ!
地元の有名店だというチーズフォンデュ屋さんに連れてってくれた。


もうね、マジでほんとにもう、激ウマなのよこれが。。。

チーズフォンデュなんて、市販のクソみたいなチーズを溶かして実家で食ってた味しか知らないので、白ワインが入って濃厚で深みのあるスイスのチーズは絶品過ぎた。


空白の12年のこと、お互いのことを全部、時を忘れていっぱい話した。

誠治くんは今、チューリッヒの歌劇場のオーケストラの正団員として働いている。

海外オケの正団員で、しかも歌劇場でオペラのオケピットで毎日のように弾いてるなんて、これマジで凄いことだからね。。。

やっぱり、スーパーだった。また誠治のチェロ、聴きたいな。

懐かしい思い出話はもちろん、仕事の話、音楽の話、恋愛の話、旅行の話、将来の話、夢の話、いっぱいいっぱい話した。

あれから僕に影響を受けて、阪神を好きになっちゃって、応援してくれたらしいw
俺はもう全然興味ないのにww

話したいことがあり過ぎて全然足りないぐらいだったけど、またあの日のように、友達に戻れた気がした。


あの頃と全く同じ、誠実で優しくて、音楽に恋してる誠治くんのままでした。

美味しいスイス料理、ゴチです!

あ、あと、結婚おめでとう!
俺はなんか、多分結婚してるなと思ってたから、あんま驚かなかったけどね!笑


小5のときに誠治から貰ったこの写真を、あれからずっと、今もずっと、自分のヴァイオリンケースに入れてある。

これを機に、また仲良くしような。
次は日本で、同窓会や!

こちらこそ、いつまでもbest friendやで。泣


2019.02.07 スイス・チューリッヒ