お年寄りが床につきそうなくらいに腰を曲げて歩いていた。
一体何があったのだろう。
昼はまたひとり、街に出る。
喫茶しか行かない。
人が少ないと、私の需要がある。
予備人員なのだろうな。
用心棒みたい。
頼りない。
一言も発さない娘、引きこもりが。
と、腰が曲がった母。
想像。
喫茶は色んな人が入り乱れる。
働いてたらごめん。
よく喋るじいさんと、寡黙な年寄りと。
いろんな年寄りがいるな。
基本、オフィス街でないから、年寄りが多い。
一人暮らしの年寄りは、喫茶で時間を潰すのか。
私みたいなコミュ障は、フルタイムはきついんだろうか。
私、フルタイムの時もオフィス街でさすらっていた。
そして、高いものを食べていた。