親は子供のことが心配で仕方がありません。
事故にあわないだろうか、とか誘拐されないだろうか、
犯罪に巻き込まれないだろうか、などなど。
特に日本のお母さんはこの傾向が顕著です。
親からこのように心配されながら生きてきた子供は、劣等感を感じます。
心配するということは信用していないということです。
親からも信用されないような子供が、社会に出て出世することはできません。
子供のことが心配で仕方がない親は同時に、子供の出世を期待します。
子供の出世を期待しながら、子供を信用していないのです。
この矛盾した心が、親心となります。
「親というものは、いくつになっても子供の事を心配するものだ」、
と言う人がいるかもしれません。
これは、言い換えると「親というものは、いくつになっても子供の事が信用できない」
と言っているようなものです。
子供の出世を期待するのであれば、子供を信用してあげてください。
「あんたは私の子だから、どこで何をやっても大丈夫」
と子供に言ってあげられる親は偉いです。
世界のお母さんは、このような事を言う傾向が強いです。
オリンピック選手で、実力がありながら本番で力が発揮することできず、
終わってしまう人がいます。
日本人にこの傾向が強いように思います。
なぜでしょうか?
それは、子供の頃からお母さんから
「心配」され続けて育てられたからです。
子供の頃から、親からも「信用」されず(=「心配」されて)育った人は、
ここ一番で力を発揮することができません。
一方、子供の頃からお母さんから「信用」されて育てられた人は、
本番で実力以上の力を発揮することができます。
「あんたは私の子だから、何をやっても大丈夫」
という子持ちで子供と接してあげてください。
すると、子供にもこのような親の気持ちが伝わります。
そして、いい感じの親子関係を築く事ができます。