「お前は本当に成長したな、大人になったな」
と子供に言う親がいます。
親としては、ほめているつもりで言っています。
一見、褒め言葉に思いますが本当にそうでしょうか?
親は子供の成長をうれしく思います。
また、出世することや親を超えてくれる事を期待します。
親を超えるとはどういう事でしょうか?
収入が多いとか、地位や名誉が高いなどその尺度はいろいろあるでしょう。
あるいは人格が高いということも、親を超える目安になります。
大抵の親は子供の成長、出世することを願うものです。
しかし、子供にそれを言って期待をかけると、重荷になるだけです。
また、親の期待に応える事をばからしく思ってしまう人もいます。
さらに、親子の信頼関係ができていない場合、逆に劣等感となる事もあるのです。
信頼し尊敬している師匠から「お前は成長したな、大人になったな」と言われれば、
だれでも素直にうれしいものです。その言葉が励みになります。
しかし、信頼関係のない親から同じ言葉を言われると、それはうれしいどころか
劣等感や反発心、ばからしい、といったしらけた感情になってしまうのです。
親としては、子供の成長や出世を期待し、また、少しでも成長した子供の姿を見て、
「お前は成長したな」と言いたくなります。そういう言葉をかける事で、子供も喜ぶであろうと
発想してしまうのです。
まず親子の信頼関係を築くのが大切ですが、なかなかそれは難しいものです。
親子だからわかり合えるはずだ。
親子だからわかり合わなければならない。
そのような事に無駄なエネルギーを費やさないでください。
親子だからわかり合えないのです。
親と子は、今生で経験することが異なります。
よって、価値観や考え方、発想の違いは当然起こるのです。
子供に「お前は成長したな、親より大物になるな」などと言う必要ありません。
心の中で思っていればいいのです。
そして、態度では子供を突き放すように振る舞えばいいのです。
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