今朝 不登校坊主は登校するつもりだった
ずっとずっと前から 今日と決めていた
だけど 朝、起きたのに 色々な不安が押し寄せてきて
ダメだ、いけない
ってなったんだよね
「どんなに美味しいお菓子を食べても どんなに美味しいご飯を食べても
食べ終わると 心にひかかってたモノが出てくる
やった!って嬉しかったのに、それが終わると ひかかりが悪魔のように出てくる。
そうやろ?
そのひかかりを取り除くのは お前のその1歩。
大きい大きい1歩やけど、前に行くことで お前はスッキリする
そう思うよ」
そう言ったのがダメだったか
リビングのテレビ、バーン!倒して破壊
テーブル、バーン!クロス引き失敗か!?
いや、違う。なんかの漫画の親父か?みたいに机ひっくり返す~
制服、北斗の拳みたいに 自分の力で破る~
挙げ句
俺を刺せ!!と、包丁出したもんだ
朝7時半の出来事であーる。
朝から突然 色々な内蔵が口から出る思いであーる。
もうすぐ13才。
その頃の自分を思い出す人もいるだろうし
その年齢の子供を持つ親の気持ちになる人もいるだろうし
坊主と同じような気持ちの人もいるかもしれないけど
その坊主が吐いた言葉の一部始終とは。
俺は生きてる価値がない!
迷惑ばっかりかけて、金ばっかりかかる俺を刺してくれ!。
そう包丁を持って叫んださ。
その瞬間、おそらく ひよりは自分の部屋に行ったんだろう、
バイト先に電話して遅刻する、と言ったみたいだ。
ひよりさん、散乱してるモノを片付けながら
「お前を産んで一生懸命育てた親に見せる姿ちゃうやろ!
そんなお前の姿を見せられた人の、ママの!気持ちを考えろ!」
10代の頃 お前もしてきたよね?の20才になった女は叫んだんだよね。
母は
その言葉で娘が成長してる事に気付いて嬉しかったが
嬉しい~♪言うてる場合じゃなかったんだよね
おそらく これが修羅場ってヤツ?だからだ。
腹に包丁を当てて立ってる坊主を座椅子から見てて
このボケが!!!!すんごくムカついたんだ、この母。
立って、坊主の方に向かいながら
「なら!!
生きてる価値がない!と言うお前を産んだママに全責任がある!!
だからママにも生きてる価値もない!って事や!
お前が死ぬ前にママが先に逝ってやらぁー!
そこで お前はその後の家族を見たらええ!
生きる価値がないと思って死んだ人、その後の家族がどう思って過ごすのかを!
それでお前が死ぬか判断せーや!貸せ!ママが先じゃ!!!」
何度も言いますが朝1発目の出来事であーる。
低血圧の母は 頭が回っておりませぬ
でも
「貸せや!本気やぞ!!!!!」
刺し違えるんじゃないかと、ハタチはヒヤヒヤするかと思いきや
わたち、ハタチでーす♪
で、加えタバコで仁王立ち。
レフリーなってた。
大黒柱が仕事でいないんだ
このレフリーも本気である。
これらは 決して劇の台詞合わせでもないし
打ち合わせ中!でもないわけで
全員 本気である。
「死んだらアカンー!ママ、死んだらアカンンンンンーーー!」
本気坊主が 本気母に 包丁捨てて抱き付いてきた
「大事♪大事♪
大丈夫。すぐに強くなんて誰もなれんさ。みんなお前の味方や♪な?分かるな?
生きてる価値がないヤツなんて この世におらん。
大丈夫♪大丈夫♪お前は大事なんやで♪」
言うて、頭ナデナデ泣いて抱き締めた。その気持ちももちろん本気だ。
この「大事♪大事♪」。
実は ひよりから教えられたんだ
母が しんどそうな顔をしてると
自分の胸に母の顔を埋めさせて抱き寄せて
「ママ、大事♪大事♪」
って言って 頭を撫でて いい子いい子♪するんだ。
その温かさを 暴れん坊将軍にあげた。
「大事♪大事♪」って。
「もしもーし♪はい、学校には行けませんでした♪
テレビ壊れましたー♪
制服、破れましたー♪
横でパパに怒られる!と、泣いてる坊主がいますけど
応答願います、どーぞー♪」
母は笑いながら大黒柱に電話で言った
おもいっきり泣きたかったけどさっ
わたちも頑張ったぜ!で、泣きたかったけどさっ
怒らない。そんな事では怒らない。お前の親父は そんな小さくないぞ
の自信があった
だから 逃げる暴れん坊将軍に聞こえるように
スピーカーフォンに切り替えてやった
「そかー。ごっつ勇気いるもんのぉ、アカンかったんかー
ま、ま。タイミングってのがあるから それはしゃーないけど
テレビなぁー、これからスペシャル番組満載やから
これは アハハハ♪どないかせなアカンなぁー♪
制服もどないかなるやろ?店電話したらー。
どっちにしても、や。金で どないかなる物ってのは たいした事ないわ。」
って言ってるのを聞かせた。
暴れん坊将軍は うぅぅぅ…泣いて謝ってるので
電話を替わってあげると
「物に当たって ママに当たってしても
何も変わらん事が それで分かったやろ?
勉強なったらそれでええ。 もうそんな事したらアカン。意味ない事しても同じやったやろ?
勉強なったんやったら それでええやないか♪
大丈夫や。お前は賢いんやから みんなの気持ちも どうしたらいいかも分かってんねんの?
だから 辛いねんの?
それが、なかなか行動!として形にならんだけやんけ。
それだけ大きい1歩って事や、お前にしたら。
少しずつでええねんで♪心配せんでも大丈夫や♪」
そう続けた腹も気持ちも大きい父だった。
今?暴れん坊将軍は落ち着き、部屋で腹減った…って言ってた
母?は、「なんかあるやろ?冷蔵庫に。たぶん。」
って言って、暴れん坊将軍を置いて 病院まで高速 走らせた
その病院。の待合室で
「自害です。え?はい、自害。…自殺です。
なので、その旨を ○○さんにお伝え願います。あ、はい…。」
電話で小さい静かな声で言ってる男の人がいました。
病院終わった母は 外の木を見てた
でっかいデッカイ木を。
「お前、しっかりしとんな…
お前ってスゲーな。」
なんか分からん言葉が出た。
昔 私も思ってた
生きる価値なんか自分にない、と。
愛される価値なんてない、と。
大丈夫、大丈夫
今まで 何度だって周りに されてきた事を
今度は 暴れん坊将軍に いくらだってしてやる
お前を こんなに愛してる人がいて
お前は大事なんだ、って。
薬をたくさん貰ってきたが
息子を信じてる母からの投稿