花子が「離婚」と言う事を
ドラマの世界じゃなく
ほんまに あるんや…
と感じ、シャボンに聞いてきたのは
確か 5年生だったと思います。
何故なら
花子の友達の両親が
そうなったからです。
友達を「Aちゃん」として、
そのAちゃんは 一人っ子でね
意地悪なAちゃんを 花子は嫌いだったけど
Aちゃんは 両親の離婚の事を
黙ってて…と 打ち明けたのは
意地悪されてた花子に!でした。
Aちゃんのお母さんは
いつものように
出掛け、そのまま帰っては来なかったのです。
お母さんは 出掛けてるだけ!
初めは、そうAちゃんは信じていました。
だけど6年生になっても帰って来ない、
Aちゃんは寂しかったんだと思われ、
よく花子に 家に来て…と言ってました。
Aちゃんは 家事の全てを任され
ご飯をお父さんの為にも作るし
ワイシャツだって ちゃんと洗って
勉強も出来、
見た目、しっかりした頭の出来る子、と思われてもおかしくないくらいなのに
家庭環境が複雑な子でした。
お父さんが 少し乱暴になってきました。
お酒を飲むと乱暴になるので
お酒をお父さんが飲むと
自分の部屋によく行ってました。
だけど、何が気にいらないのか
Aちゃんはお父さんに 少し叩かれたりするようになりました。
それがエスカレートし、お父さんはお酒を飲まなくても
Aちゃんを叩いたりするようになりました。
時々、花子に
死にたい…お母さんは いつまでたっても帰って来ない…
たまらない…
と泣いて電話がかかって来るので
花子はよくAちゃんの家に行ったりしていました。
中学は互いに違う中学だったから
そのうち Aちゃんは 花子に電話してくる事がなくなりました。
だけど
Aちゃんの環境は変わらずだったようで
昨日、花子に電話があり
来て欲しい…との事。
花子が行くと
今度は お父さんまでいなかった。
Aちゃんは言ったんだ。
お父さんは仕事で ずっと帰って来てない…
と。
お父さんはAちゃんに 出張、と言って出掛けたままだと。
もう一ヶ月近くも帰って来てないんだと。
今時、こんな事があるのか!!
とシャボンは思った。
今時だから?!かもしれないが
いや、もう…
はーぁーー?!!!
と、お父さんに怒りを覚え
花子からの電話で そう言ったシャボン。
「3日 傍にいて…
3日たてば 私は お父さんのお祖母ちゃんの所に行く事になってん。
だから3日、
一緒におって…」
Aちゃんは 花子に傍にいて欲しいと言ったのでした。
一人っ子のAちゃん。
どれだけ寂しかったんだろう、
なんなら3日、このシャボン家におれよ…
思ったし。マジで。
でも 花子とAちゃんは
二人でいたい、とシャボン家に来る事を拒みました。
「今、マクドにおるよ、ママ♪
100円のハンバーガーを二人で半分ずつして
今日の晩御飯♪
明日は~♪二人でお握り作る♪」
も…なんなんだよ、この平成の会話じゃない会話は…
「なんでハンバーガーを半分ずつしとんねん!
あんな?お前はバイトしてんやから
お金持ってるやろ!
自分の為、自分のためばっかりに使わんと
こんな時!にや、安い材料を買ってや、
二人で何かを作る…事も出来るやろうが!」
と言うと
ATMが時間的に使えなかった、とか
なんか そんな事を言ってたが
シャボンは胸が痛くなった。
さっき帰って来た花子が
「お父さんのお姉さん?
やったと思うけど
様子を見に来てはったわ~。」
とな。
すぐ帰ったらしいその 叔母さん!
よく置いていけるもんだ…と 愕然とした。
お母さんの写真を大事に大事にしてるAちゃんは
お母さん…帰ってけーへん。
私は捨てられたんや…
なんで 黙ったまま 私を置いて出て行ったんやろ…
と
写真を見ながら言ってたらしい。
あらゆる面で しっかりしてるAちゃん。
でも まだまだ子供だよ。
ブラジャーだって カップが違ってもくるし
お母さんが必要な事がたくさんあるのに
一生懸命 頑張ってるAちゃんを
叩いたり
お母さんのように お父さんまで置いて行ったら
アカンよ…
具無しのお味噌汁や
具無しのお握りの話が
こんなにシャボンの 胸を締め付ける事はなかったさ。
後2日。
なんか花子に持たせよ…
そう思うシャボンだ。