一つ一つ | 〇 シャボンのしゃぼん玉 〇

〇 シャボンのしゃぼん玉 〇

見たまま、感じたまま、思ったこと、したことなど
色々と書いてしまうブログです^^








「嬉しい…」









こんにちは~。









今朝。





シャボンは昨夜から 思っていた行動をしたんだ。







認知症の旦那母が もう何も口に出来なく






点滴だけで 入院している病院まで






会いに行こう!と。









便利な道路が出来ているのに






このナビが~~






「そんな道路知りません!」





と、きたもんだ。








でも この初心者シャボンは






いいぉ~…君が知ってる道でいいぉ~…






で、行く事1時間。








「目的地です。お疲れ様でした」







ナビに言われて








かなり車の量は多いし、




ちょっと疲れたシャボンは




「ほんまに疲れたわ!」で






駐車場で休憩。









それから、マスクを買って





病院のエレベーターで 深呼吸。








病室に行くと








細い身体の旦那母は




ぐっすり寝ていた。










手からの点滴が もう無理になってしまい






足の付け根からしているので





前のように 点滴をしている痛々しさが






シャボンの目に映る事はなかった。










旦那母の手は いつも冷たく





今まで 何度入院したか分からんのやけども






四捨五入したら90歳の旦那母は








いつものように今日も手が冷たかった。








握る度に 細く細くなる指。






温めるように さすってると






ゆっくり目が開いた。









シャボンの名前を 唯一 覚えててくれた旦那母は






もう名前も分からない状態になってしまっても






顔だけは 分かるらしく、






ゆっくり ニコッとしたんだ。








マスクは 外したらアカンのやけど






マスクは 顔を隠してしまうので








シャボンは 顔を近付け







マスクを取り








「来たよ♪」






と言うと さっきより もっとニッコリして







「嬉しい…」








小さな小さな声で







ゆっくり言った旦那母。











「白髪が……




あんた…年いったな~…」








息で話するような感じやから







それに、聞き取れないくらい 上手く言葉にならないから







大半は 何をシャボンに言ってるか分からない。








だけど シャボンを分かってるのは確かで







また目を閉じる。







そして開けると またシャボンを見て








「あんた…」と ニッコリ。







手を離すと 手を出すし






頭を撫でると また寝てゆく。








シャボンは自分のしていた髪止めを







旦那母にして







ずっと手をさすりながら






寝てる旦那母を見ていたんだ。












シャボンは結婚してから ずっと この旦那母を見てきた訳だけども








半身不随になるとは 予想外だったし







認知症になるのも予想外だった。









常に「シャボンちゃん…」言って








我が儘を言ったり 困らせたり







散々で






食べ物から好き嫌いが激しい旦那母の食事は






それは大変だったんだ。











入院しても






あれが欲しい、これじゃない!と





嫌だったら食べないし







シャボンは あらゆる物を買って 選んでもらうようにしたり






そんな風な事をしていたけれども







もう今は 何も口に出来ないし





物が気管に入ったらダメだから 病院から止められてるんだ。








だから シャボンは手ぶら。








何ももう持って行く物などで






悩む必要もないし、考える必要もない。









なのに







ただ寝ている旦那母を見ていると








何か、何か してあげたくてたまらない。








いつもなら 顔を拭く事を






気持ち良さそうに してくれ!と 頼む旦那母だったのに








もう それも 拒む。











旦那母は シャボンに我が儘も






困らす事も もう出来ない。







バイバイする時に






「また来てな…」と








手を上に挙げてたから







その手を取り







「また来るよ♪バイバイバイ♪」






そうシャボンが 歌うように言うと






フフフ…と





笑って 目を閉じた。














もう 困らす事の無い旦那母は






昔のように「今度いつ来る?」とシャボンを待つ事もなく







今日行った事も 忘れるだろう。













いつも思う。




会いに行くのは 自己満足じゃないかって。







そだ。






自己満足なんだ。














シャボンは ナビで「住所検索」が出来る事を知り







旦那母の病院を検索し なぜ行ったか…?












それは







シャボンのオカンが認知症かもしれなく







今度は オカンの事で シャボンは自分がバタバタするから








旦那母の所に







そう簡単には 行けなくなるだろう…と







そう思ったからさ。









ああ、そうだ自己満足にすぎない。















シャボンは帰ってきて そのまま買い物に出掛け







駐車場で遅い昼ご飯を






車の中で 今 食べたのさ。










待っていたかのように 次々襲う現実。







車の免許を取ったのにも






シャボンには 分からない所で






意味があったんだろうな~だ。






一つ一つ。








ゆっくりゆっくり頑張ろう。