モーツァルト!<無観客公演・配信>

 

[劇作・脚本・作詞]ミヒャエル・クンツェ(歌詞) 

[音楽・作曲]シルヴェスター・リーヴァイ 

[演出・作詞]小池修一郎((宝塚歌劇団)/訳詞) 

[出演]山崎育三郎 / 木下晴香 / 和音美桜 / 香寿たつき / 山口祐一郎 / 市村正親 / 他

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遅ればせながら、配信版「モーツァルト!」のかるーい感想を書き残しておきます。

今シーズンは観られないと諦めてましたから(てか大阪公演あるのすら知らなくて、もうとっくに終わったと思ってた汗)、配信があるのは本当にありがたかった。アーカイブがあるのがさらに素晴らしい。

久々に観客としてミュージカル公演に参加出来た気持ちになりました。

 

小さな画面で観ても、グランドピアノのセットは圧巻ですね。

舞台が暗いシーンは観にくいけれど。

貴族達の衣装のきらきらした感じは、配信ではよく分からなかったなぁ。

 

音楽の方ですが、「並の男じゃない」のアレンジは切実に昔に戻して欲しい。

なんかノリが悪いと思うのは私だけだろうか。

今のアレンジって、時々ん?って思うとこあるんですよね。

 

パパの死の後にヴォルフが混乱する場面だったか? 

画面半分にヴォルフのアップ、背後にはアマデの全身(たぶん)という画面のレイアウトがあまりに完璧で、ちょっとおかしかった。

あれはどう考えても、練りに練った画面配置でしょ。

やはりWOWOWの今後の放送に期待しよう。

 

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ところでこの回のアマデが誰だか分かりません。まだパンフレットも買ってないので(^_^;)

そのうちこっそり書き足しておきます。

最近のアマデは表情豊かですね。かわいいからいっか(←おい)

モナリザのようにあるいはキティちゃんのように(どんな例えだ)、その時々によって笑顔だったり泣き顔だったり睨んでるように見えたりする、少しニュートラルな感じのアマデが個人的には好きです。

今回のアマデはまあまあ好み。

実は古川くんの千穐楽を冒頭の5分くらい観たのですが、アマデに人格あってびっくりした。

あれはあれで観てみたかった。好みうんぬんではなく、コワイモノ見たさですけどね。

 

 

実は今回、一番驚いたのが木下コンスタンツェ。

前からあんなにドスのきいた、あ、えと…落ち着いたコンスだったっけ?

最初から最後までマダム・ニッセンみたいに見えてしまった(^_^;)

いや、歌うまいってだけで十分ではあるんですけど(なにしろ過去のトラウマが…昔は明白なパンダ枠だったからね)

恋愛期に限っては、もうちょっと若い娘らしくてもいいのにな。木下さん、実年齢はすごく若いはずだけど。

 

 

山口さんのコロレドは、終盤のヴォルフとのデュエットが特に好き。

このデュエットは、ついに許容し合うことのなかった二人の、最後の別れのシーンなんですが、コロレドが背中を向けた時、育ヴォルフはちょっと後を追うような仕草をするんです。

それがたまらなく好きで!!

おぬし自分で振った相手に未練があるのかよ!とツッコミたくなるわけです。

 

海外の演出ではコロレドが善で男爵夫人が悪のように演出されているバージョンもあるとか?(人をそそのかす蛇ですか)

私はコロレド贔屓で、男爵夫人が嫌いなんです(役柄としてですよ。香寿さんは大好きドキドキ

コロレドこそヴォルフガングの最大の理解者と思っているので。

いつかそんな演出観てみたいな~。

 

 

実は…ここで懺悔します。

アーカイブがあるとはいえ平日の話。残業終わって生活のもろもろ終えて、さて観ようとした時点で終了まで残り3時間を切っておりまして。

ここで葛藤。終演後の挨拶を抜いてもギリギリ通しで1回観られるかどうか。大好きなあの曲もあの曲も1回しか聴けないぞ。

 

……まあつまり、欲望に負けましたあせる

途中をちょっぴり飛ばして観つつ、可能な限り育ヴォルフのソロをリピっておりました。

邪道だ!! 邪道すぎる!! 

舞台はちょっとタルいシーンがあっても飛ばすことは出来ないっていうのに、アーカイブだと出来ちゃうから…つい…時間が無かったんだよ…えーん

 

 

常々、育ヴォルフの一番の見どころは、陰りを感じさせる場面だと思っております。

演じてる本人は一見陽キャに見えるのに、影のある役の方がハマる。絶対。

ママを亡くした時の「残酷な人生」とか、1幕ラストの「影を逃れて」とか、パパと断絶した直後の「何故愛せないの」とか。

 

あ、でもパパを亡くした後の狂乱シーンは大人しめなんですね。

以前は「体当たりでぶつかってる」印象でしたが、今回は「演じてる」雰囲気でした。

いろいろな意味で、成長したなぁという感じはする(昔はあの不安定さが、むしろ役柄にマッチしてたとも言える)

でも全部が全部否定的な感じではなくて、緩急が付いたというんですかね。

最初から最後まで死にものぐるいではなくなって、ペース配分してるような。

なーんて、私が飛ばし飛ばしに配信観てたからそう思うだけだったりしてあせる

 

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配信は本当にありがたい。もちろん大感謝しております。

でも、配信と現地はやはり別物。

素晴らしい回に立ち会った時の、あの会場の一体感と拍手の波。興奮気味に語る観客と、いつまでも席を立ちたくない感覚と。

ああいうものは現地でないと感じられないんですよね(T_T)

 

 

それにつけても、やはり育三郎ヴォルフはいい声だったなぁ(結論がそれなのか←観劇動機の原点でして)

ここ数年の育三郎くんは声が少し低めで安定していて、とてもイイ感じ照れ

声がいい、ああ声がいい、声がいい。

(なんというアホっぽい感想だ汗