THE ICE 2019
@武田テバオーシャンアリーナ
[上演時間]2時間30分(休憩20分)
[出演]宇野昌磨 / ネイサン・チェン / ボーヤン・ジン / ヴィンセント・ジョウ
ミハイル・コリヤダ / ロマン・ポンサール / 樋渡知樹 /
アリーナ・ザギトワ / 紀平梨花 / 坂本花織 / マライア・ベル / 本田真凜 / 本田望結
ガブリエラ・パパダキス&ギョーム・シゼロン / 小松原美里&ティム・コレト
<次世代スケーター>
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アイスショーのために名古屋遠征。
つか最近、ミュージカルよりアイスショー遠征ばかり(^_^;)
どうせ行くなら名古屋公演網羅しようと思い、3回観ました。
舞台で言うところのマチソワマチだけど、スケートでは言わないのかな?
今回の会場、元々はフットサル用の建物だそうで、とにかく太陽光がよく入る作り。
言うまでもなく太陽光は氷の大敵。暗幕で囲ってはいたものの、とにかく暑い
真夏でもダウン着てる人がいる世界で、あんなに暑いフィギュアの会場って初めて。
気温のせいか、明らかに氷が溶けてる
特に東側ロングサイドの中央は、かなり大規模に溶けててヒヤヒヤしました。
いやー、あんなにはっきり氷溶けてたリンク、世界選手権のさいたまスーパーアリーナ以来だ。
あの時も相当ひどかったが、今回は競技じゃないからまだマシ。
プラチナシート 26,000円
スタンドSS席 22,000円
スタンドS席 14,000円
スタンドA席 7,000円
座席図でも明らかな通り、一面SS席ばかりです…もっと差を付けようよ(T_T)
A席は目の前に手すりがあるからやや難ありという事で、前方にありながらお安くなっております。
1回だけA席、あとの2回はSS席の最後列に近い席で観ました。
断言しますが、A席が一番よく見えました。なんだか腑に落ちない…
かと言ってプラチナシートはなかなかチケット取れないし。
まあ観られればいい、という心持ちで、相変わらずオペラグラス片手に野鳥の会です
さすが名古屋公演、すごい盛り上がりでした。
どのスケーターさんにも大きな声援が飛んでたから、いろんなファンがいるんだなと思ってたら、昌磨さんが登場した時のバナーの数の多さにポカーン。
こんなに昌磨ファンがいたんだ…名古屋だもんね当然か。でもネイサンファンの方が多いのかってくらいすごい声援だったのに。
まあ私もネイサン大好きだし、コリヤダくんの時はめっちゃ気合い入れて拍手しますよ。
多少の熱量の違いはあれど、好きなスケーターが一人じゃなきゃダメって法律はないですからね
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相変わらず確証が持てないセトリ。
3公演で主に滑ったプログラムを記載
オープニング/全員
次世代スケーター/3日昼、浦松千聖/3日夜、松生理乃/4日、本田紗来
樋渡知樹/EX ルパン三世(3日夜・SP Love Runs Out)
本田望結/EX Hand Crap(4日・SP I Can't Give You Anything But Love, Baby)
小松原美里&ティム・コレト/EX 君の名は
マライア・ベル/SP Britney Medley(3日昼・新EX?FS?)
ロマン・ポンサール/SP Poeta en la Mar
本田真凜/FS La La Land(3日夜・SP セブン・ネーション・アーミー)
ボーヤン・ジン/EX ソルジャー(4日・SP First Light)
ネイサン振付のコラボ/ネイサン・ポンサール・マライア
フィナーレダンスレッスン/坂本花織・紀平梨花・樋渡知樹・本田望結(VTR 宇野昌磨)
ダンスバトル/(審判/宇野昌磨・アシスタント/本田真凜・紀平梨花)
ミハイル・コリヤダ/FS チャップリンメドレー(3日夜・新SP?)
坂本花織/FS Matrix (3日夜・SP No Roots)
ヴィンセント・ジョウ/SP I Will Wait (と、FSだと思うけど忘れてしまった…)
紀平梨花/SP Breakfast in Baghdad(3日昼 EX The Greatest)
コラボ・紀平梨花、ミハイル・コリヤダ/Smooth Criminal
ガブリエラ・パパダキス&ギョーム・シゼロン/昨RD Oblivion(3日夜・昨FD)
ネイサン・チェン/EX Next to me(3日夜・SP La Boheme)
アリーナ・ザギトワ/SP Me Voy
宇野昌磨/EX Great Spirit(3日夜・This Town)
コラボナンバー(全員)
フィナーレ
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どうもヴィンスのプログラムを覚えられなくて…ジャンプいっぱい飛んでたのは記憶にあるのだけど
ボーヤンのジャンプは、やっぱり壁の方が避けるべきだと思う
そしてネイサン客席煽りすぎ だがそんなトコも嫌いじゃない。
樋渡くんのバレエジャンプ凄かったぁ。あのリズム感と柔軟性。
踊り心もあれば演じることも出来る、喋らせれば高音ボイスの関西弁。
いいキャラだなあ。またアイスショー出て欲しい。
とりあえずNHK杯のエキシビションでルパン三世滑ってくれることに期待。
花織ちゃんのマトリックスが観られた~
正直、まだこなれてない印象はあるけど、昨季のような成長が試合ごとに観られると思うと、これから楽しみ。
嗚呼、コリヤダくんの美しい演技よ。感動で泣くわ(T_T)
一つ一つの動作に神経が通ってて、すごく複雑な動作なのに全体が美しい。
コリヤダくんの演技は時間があっという間に過ぎます。
滑り終わった後の笑顔とのギャップもたまらん。まあ簡単に言うと、好きなんです
昌磨さんの「Great Spirit」。
グレスピ来た!と分かった瞬間の、血湧き肉躍るあの感じ。
あれが今シーズンのSPですと
めちゃくちゃ楽しみでもあり、あれほど激しいプログラムを試合で?って不安にもなり、でもやはり楽しみの方が大きい。
試合ごとにグレスピ観られるなんて~至福か~
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暑さのせいでリンク環境はスケーターさん達にとって厳しかったと思われますが、公演そのものはとても楽しかったです
全員現役スケーターで、試合用のプログラムもたくさん滑ってくれたので見応えあり。
特にトップ選手が揃った男子は、自分のプログラムでもコラボプロでも、高難度ジャンプを当然のように跳ぶ跳ぶ。
その一方で、“激突ダンスバトル”なる、ゆるーい企画もあり。
もはやダンスバトルなのかコスプレバトルなのかよう分からんことになってるけど、案外、選手の個性が出て面白いんですね、これが。
審判役の昌磨さんからしてゆるゆるだし(それがいい)。
よく考えたら、このショーに出てる選手達ってみんな若い。
30代一人もいない? 10代後半から20代前半が多いんですね。
若い現役選手達が学園祭みたいにはしゃいでるノリが、他のショーとは少し違うのかなと。
自分のプログラム滑って終わり、じゃなく、選手達自身が率先して一丸となって楽しんでる感じ。その楽しさが観てる方にも伝わるのです。
にしても最高難度のプログラム滑るスケーター陣が、コスプレして踊るとか、本気と遊びの振り幅が
コスプレの突飛なビジュアルから、遊びの部分ばかりがニュースに取り上げられがちだけど、本気になるとすごいってとこが重要なんです。
練習風景を観てみたい。メンバーからして試合の最終グループの6練のようだ。
最終日4日のダンスバトルは、いよいよ宇野昌子ちゃん登場。
いやー…女装もクオリティ高すぎるとただ感心するしかありません。あまりの可愛さにオペラグラスでガン見してしまったわ。
一番可愛かったのは、対戦ボード持ってるときモニターに向かってって…ああああ…
企画終わって、登場したスケーターさん達が周回しつつ引き上げるとき、北ブロック西端に手を出してる集団いるなーと思ったら、待機してた見学中のスケーターだった。
昌子ちゃんと喜んでハイタッチしてた。君ら最終日までそんなことしてなかったじゃない
(ちなみに名古屋公演は、客席のハイタッチ禁止だったもよう。新潟は特別だったのかな)
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感想は色々ありますが、とにかく楽しかったことだけは間違いない。
試合となればライバルだけれども、フィギュアは個人競技。
その時自分がどうあるべきかという事だけ考えればいいのであって、他を蹴落とそうなんて考える必要はない。やるべき事を全力でやるだけ。
実は同じ困難に立ち向かってる共感出来る仲間なのかも。
スケーターさん達がみんなでわいわい楽しんでる姿から、そんなことを思いました。
コリヤダくん、また日本のアイスショー来てねー