<ジェリー・ゴールドスミス作品 雑記>
ミスター・ベースボール Mr. BASEBALL
1993年公開の日本を舞台にしたハリウッド製野球映画!
音楽がジェリー・ゴールドスミスだったんで、劇場で見ました!
それ以来、一度も見てないので(笑)、
ゴールドスミスのサントラCDを、久しぶりに聴きたくなったことだし、
ちょうど、運よくWOWOW放送版のストックもあったんで、今回、31年ぶりの鑑賞実行!!(笑)
シネスコサイズ、5.1ch。
いやーー、なんか、懐かしいなーーーー!!(笑)
見てると、当時のいろんなことを思い出してきて、← 具体的なことではなく、当時過ごした空気感。
感慨もひとしお!!(笑) ← 当時の日本の風景が見れるのも一因!!
映画の場面は、覚えていたところもあったけど、ほとんど忘れてたんで、実に新鮮!
映像もきれいで、劇場で見たときよりも、見惚れましたよ!!
もちろん、ゴールドスミスの音楽も、改めて、効果を確認!
音楽の素晴らしさ、懐かしさ、その他モロモロの気持ちが重なって、思わず、見ながら、聴きながら、涙ぐんじゃいました!!(笑)
この郷愁感は、間違いなくゴールドスミスの音楽のおかげなんで、ゴールドスミスの音楽じゃあなかったら、こうはならなかった!
あっ!、
ゴールドスミスが音楽を担当してなきゃあ、もともと見てないか!(笑)
主演は、トム・セレックと高倉健!
残念ながら、トム・セレックは、日本で人気の出るタイプの俳優じゃあないんで?(笑)、日本側から見れば、ミスキャストだったかな?(笑)
高倉健演じる野球チームの監督に指名されて、日本にやってきた大リーグの選手役がトム・セレック!
日本とアメリカの違いに困惑して、ドタバタする。
ややコメディ寄りの展開。
真面目な日本女性との恋愛もある。
・・・・・・・うーーーん・・・・・・、(笑)
初見時は、なんか我慢して見たんだろうけど?(笑)、改めて冷静に見ると、これらを、トム・セレックが演じると、どーしても違和感があり(笑)、正直イマイチ、映画の話に入り込んでいけなかったなあ・・・・・。(笑)
彼の顔つきは、映画というより、TVのアクションドラマ向きだと思う。(笑)
じゃあ、誰が良かったのかといえば(笑)
私が、当時の俳優から選ぶとすると、
ケビン・コスナー!、カート・ラッセル!、はたまたトム・クルーズ!!
彼らだったら、もっともっと、いい映画、感動的な映画になったと思う。
アメリカ側は、トム・セレックで、大丈夫だと思っていたんでしょう?
だから、俳優の予想外のダメさを、特に演出でカバーしようとしてないんで、余計ダメ!!
もっと、うまい見せ方があったはず!!
前半から、ダラダラしてるし、コメディ展開もツボをはずしていてまったく面白くない!(笑)
話も唐突な場面が多すぎて、なんで、こういう展開になるのか理解できなかったりする!(笑) ← 高倉健も、困ってたハズ!?(笑)
クライマックスも、
もっとうまく見せれば、スポーツ映画として、すごく感動的になったのに、そうなってないのは、監督が悪いと思う!! ← 脚本も同罪か!?(笑)
残念!!
一方、ゴールドスミスの音楽は、日本を舞台にしてるんで、
アクセントとして、琴とか尺八を使い、そこにシンセサイザーと抒情的なオーケストラが絡み、その独特な曲調とメロディの良さもあり、場面によっては、身震いするほど、感動!!
さすが、ゴールドスミスだ!と、改めて脱帽!!
音楽効果によって名場面になってるシーンが連発してます!!
あまりに感動したんで、再度、そこだけピックアップしてまた見るつもり!
だから、久しぶりに聴いたサントラCDも、感動、感激、感涙しちゃいましたよ!
まとめると、
この「ミスター・ベースボール」は、
映画的には、イマイチだけど、
ジェリー・ゴールドスミスの素晴らしい音楽のおかげで、
当時の自分の懐かしい想い出、空気感を呼び覚ましてくれたんで、
私にとっては、宝物のような映画になりました!!
この余韻を大切にしていきたい!!
