太陽がいっぱい  PLEIN SOLEIL 

1960年公開!

アラン・ドロンを追悼して、「サムライ」に続いて選んだのが、この「太陽がいっぱい」!!

――― もう、アラン・ドロンといえば、この映画!っていうほどの代表作!!

ニーノ・ロータの音楽もいいんで、映画音楽ファンも大注目!!

永遠の名作になっている。

ただ、・・・・・音楽がダメだったら、ここまで注目されたかは、疑問だけどね・・・・・・。???

単なるサスペンス映画の小品で終わってたかもしれない???

 

さて、初見は、TV放送。

それ以後は、ちゃんとした形で見てなかった気がするので、今回ようやく! 待望の! ノーカット鑑賞となりました!!

4Kレストアされた、WOWOW放送版にて。

ヨーロッパビスタサイズ、モノラル音声。

118分もある作品なので、私が見たTV放送版は、正味90分。 約30分は、カットされてたことになる。

もうほぼ、忘却の彼方になってた作品だけど、それでも、アレ? TV放送版に、こんなシーンは、なかったような・・・・・?ってことを感じて、新鮮なオドロキがありました!

サスペンス展開が、ハラハラドキドキで、なかなか面白かったです!!

伏線もいっぱい張ってあり、まさにヒッチコック映画かと思うほど!!??

 

ただ、今回、

ちょっと疑問点があったので、書いておくと・・・・・・。

<疑問点> 

指紋の扱いが杜撰なような気がする。

アラン・ドロンは、他人になりすますわけだけど、指紋からバレないんだろうか?

詳しく書くと、ネタばれになるので、これ以上は触れないけど、ここの点は、どーしても見てて、納得がいかなかった。

当時の警察の指紋捜査は、これが普通だったんだろうか?

ドロンの指紋は、警察に登録されてなかったのか?

?????

 

まあ、そんな新しく発見した不満はあったけど、

改めて聴いた、ニーノ・ロータの曲が、効果的でいいので、許してあげましょう!(笑)

ほんと、ロータって、うまいです。 神業的といっていいかも?

あんまり素晴らしいんで、これは、本格的にロータの作品も追いかけなきゃあいけないぞと思いましたねええ!!

で、映画音楽のスタンダードナンバーになった名曲だけど、

ちゃんとしたサントラが当時出ず、ちょっとイメージの違うカバーバージョンで満足しなければいけない時期が長らくあった。 正真正銘のサントラからのシングル盤はあったようだけど? ← FMの映画音楽番組で、その盤からの曲は、一度聴いたことがある。 

でも、なぜかそっちはほとんど使われず、大抵、ニーノ・ロータ・オーケストラ 他によるカバー演奏をかけていて、これがイマイチで、どーしようもないんで、毎回落胆したものです!?(笑)  おいおい、テーマ曲をトランペットで吹いちゃあダメ! 本編と違うだろうがーーーっ!!(笑)

映画音楽ファンは、この事実に地団駄を踏みっぱなし!(笑)

名曲なのに、ちゃんとしたものが聴けないなんて!!

おそらくシングル盤も簡単には入手できないレアものと化していたのではないか?

悶々とした月日がたっていく・・・・・・。(笑) 

で、ようやく、2005年に出たフランス盤のサントラCDで、幻となっていた?(笑)、テーマ曲の本編用名演奏を聴くことができました!!

すぐさま、買いましたよ!!(笑)

――――でも、聴いても、・・・・あんまり感激しなかったな。?

確かに、本編で流れてきたその曲なんだけど、映像がないせいか、正直、期待はずれ!

CD特有の音質のせいもあるのか?、曲に重みと深みがないせいで、感動できなかった!! 拍子抜け!!(笑)  ホンモノなのに、なぜかガッカリ。(笑)

やはり、当時、この形で、サントラレコードを出すべきだったと思う。

60年代の空気感が、確実に詰まっていたレコードを・・・・・。

CDには、もはや、この空気感はない。

← もちろん、本編で聴く、この曲は、最高だったけどね。 60年代らしい映像とのマッチングがバッチリで、心が動かされる!!

いやはや・・・・・・・・。(笑)

 

注目点は、

冒頭、あのロミー・シュナイダーらしき女性がいたこと!

どーみても、本人だと思う?

 

あと、見てて、気になったのは、

アラン・ドロンが、とても貧乏な青年には見えなかったこと!(笑)

私としては、彼のほうが、人生を謳歌してる金持ちのボンボンに見えましたよ?(笑)

うーーーん、どうなんだろう??

この答えは、

この映画のリメイク版が、もしかして、解決してくれるかもしれないんで、

今度、そっちを見て、いろいろ考察してみようと思ってます!!

タイトルは、「リプリー」(1999)!!

主演は、マット・デイモン!!