サンダーボルト THUNDERBOLT AND LIGHTFOOT

1974年公開!

「ディア・ハンター」(1978)でブレイクする前の、あのマイケル・チミノの脚本監督作品!

クリント・イーストウッド主演!!

だいぶ前に、TV放送で見たことあるけど、つまんなかった印象あり!(笑)

それもそのはずで、

イーストウッド目当てで見てるんで、誰もが「ダーティハリー」(1971)ばりのハードなアクション映画だと思うじゃあないですか!

タイトルからして、そうだし、事前に見てたチラシも、イーストウッドのサングラス姿と、小型の大砲をかまえた超絶にかっこいい姿をコラージュしてたんで、もう、どんなド迫力のスゴイシーンがあるのかと、期待度マックスですよ!!

ワクワクドキドキ・・・・・・。

それが、フタを開けてみれば・・・・・・・・。(笑)

・・・・・・・

もう、どんな内容だったか、忘れてしまったんで(笑)、「天国の門」(1980)を見た流れで、ちゃんと見てみようということで、今回鑑賞敢行!!

BS NHK版で。 シネスコ、ステレオ音声。

 

なるほどねええええ・・・・・。

「サンダーボルト」の正体は、

当時流行りの、アメリカン・ニューシネマ風の味わいのあるロードムービーでした!

「サンダーボルト」も、単に、イーストウッド演じる銀行強盗の名前でした!(笑) ← 愛称?

一応、イーストウッドが主演になってるけど、本当の主役は、ライトフットという名の若いジェフ・ブリッジスでした!! ← イーストウッドは、ちょっと、脇に廻ったって感じ。

だから、青春映画?にもなってました!!

 

外国ではどうだったかわからないけど、日本では、コレ、売りかたのミスだね。

最初から、そういう宣伝をしてくれていれば、期待はずれってことにはならなかったのに!?(笑)

もともとが、男どおしの熱い友情を描く、青春ロードムービーだったんですよ!!

 

また、特長ある抒情的な演出、脚本の妙があり、そんじょそこらの単純な映画には、なってないところがスゴイ!! 

マイケル・チミノという、新しい才能の誕生を実感させる出来でしたね。

 

まとめると、

「サンダーボルト」は、

犯罪映画と、青春映画、アメリカンニューシネマタッチがほどよく混じりあったマイケル・チミノならではの作家性のある映画!!

自分は、ジェフ・ブリッジスが好きじゃあないので、あんまりノレなかったけど(笑)、それを気にしなければ、大変良くできてる映画でした!!(笑)

 

初見時のつまらなかったという印象は,アクションものと勘違いしたっていうのもあるけど、

・・・・・・・・まあ、直球の人間ドラマだったんで(笑)、TV放送で見たときは、自分はまだかなり若く、こういう映画の良さを理解できないお年頃?(笑)だったので?、つまんない!って、思ったんでしょうね!(笑)