そして誰もいなくなった(1945年版) AND THEN THERE WERE NONE
1976年公開!
アガサ・クリスティー原作のミステリー映画!
当時、岩波ホールで見てます! ← 場内にあの永六輔がいるのを目撃! よって、私は、有名人といっしょに、この映画を見たことになります!(笑)
8月に見たので、
まだ、「オーメン」、「犬神家の一族」が公開される前!(笑) ← 両作とも、秋に大公開!! すでに、TV、雑誌、新聞などで宣伝合戦が繰り広げられていたんで、それらの公開を心待ちにしつつ、この突如現れた、謎めいた殺人ミステリー映画に、当然のことながら、興味を引かれ、見たくて見たくてしょうがなくなる状態に!!(笑) ← 本命への渇望を一足お先に満たしたいがゆえの衝動!!(笑)
犯人はいったい誰なのか!?
知りたい! 知りたい! 知りたい!
早く知りたい!!(笑)
さっそく、親に映画のプレゼンをして(笑)、連れてってもらうことに!!(笑)
なんて映画って面白いんだろうって、思い始めてた時期でもあったんで!(笑)
それ以来・・・・・・
この「そして誰もいなくなった」は、見る機会がまったくなく、TV放送もなく?、ビデオブームの時も、ビデオ化されず?、幻の映画と化していました!
1981年に、カラーでリメイクされた作品( ← 1974年製作 ) の公開もあったんですが、なぜか、この時は、興味を持たず、見てません!! ← 理由は不明。(笑)
・・・・・長らく、リメイクともども、忘れることに・・・・・・。
・・・・・で、ある日(笑)、
いつのまにか?(笑)、
1945年版のほうは、DVDが出てることを知り、狂喜乱舞!(笑)
このDVDを、店で偶然見つけたのか、ネットで検索したのか、もう覚えてないけど、すぐさまゲット!!
この時は、見ずに放置することなく(笑)、即、鑑賞!
幻になってた映画ですからねえええ。
いやああ、懐かしかったなあああ。
映画鑑賞眼が、少し備わってたんで(笑)、演出が素晴らしかったことに初めて気づき、感激もしました!
初見の時は、私、幼すぎて、そんなことまったく気にも留めてなかったから!!(笑)
成長したんですねええ・・・・。(笑)
さて、今回、超久しぶりに、クリスティー熱が再燃したんで、この映画も、当然、鑑賞することに!
DVDで。
モノクロ、スタンダードサイズ。
当時は、小さなTVで見たんで気づかなかったけど、意外に画質が悪かったんですね!(笑)
映画館で見たときは、 画質が悪いなああーー、この映画! って憤慨することはなかったんで(笑)、おそらく、このDVDは、劇場版より、画質が悪いと推察。
粗悪な16ミリフィルムをテレシネしたんではないかと?
名作なんで、ぜひ、リマスターを望みます!!
●今回の再見で、気づいたことアレコレ。
☆音楽が、マリオ・カステルヌオーヴォ・テデスコ!
うおおおーーーー!!(笑)
ジェリー・ゴールドスミスの先生だった人じゃあないかああああーーー!!
初めて気づきました!!
さすがは先生!!!って思ったのは(笑)、
頻繁に流れるメインのフレーズを、劇中、ある重要な人物が、重要な場面で、口笛で吹くところ!!!!
うぉおーーーー、やってるやってるって!!(笑)
痺れまくりましたよ!!(笑)
これって、映画音楽の劇的効果を高める手法のひとつ!!
ゾクゾクっとする効果をもたらしてくれるんだけど、
こういう使い方って、ゴールドスミスとか、エンニオ・モリコーネも、よくやる手法!!
そうかそうか!!
彼らは、テデスコから学んだのかあああって思いました!!!(笑)
☆演出が細部にわたって、細かかったことに、改めて気づきました!
役者陣も、それに応えていて、目の動き、微妙な表情、皮膚の動きなどなど、一人一人、ひとつひとつの演技が、まさに神業の域!!??(笑)
ミステリー劇にふさわしい疑心暗鬼しまくりの超絶演技を、見る側が、十分堪能できるようになってました!!
さすが、ルネ・クレール監督!! 名匠と言われただけのことはある!(笑)
← これ以外の作品は、見たことないけど!(笑)
☆原作もそうだと思うけど、展開がお見事!!
脚本が優秀。
次への展開にスムーズにつながっていく無駄のない場面がいっぱいで、興味深さが、ズーーーーーっと続く!! 見てて、うなりまくり!!
これこそ、映画の面白さ!!
☆怖い殺人劇なんだけど、全編にわたって、不思議なユーモアがあり、これは、ヒッチコックを思わせる。
ラストなんか、まさにヒッチコック!?
← 逆に、ヒッチコックのほうが影響されてたりして??(笑)
傑作です!!
1974年のリメイクが見たくなっちゃいました!!
こっちこそ、マジに幻になったりして?(笑)
ちなみに、公開時に買った、「そして誰もいなくなった」のパンフレットだけど、
なんと、シナリオが載っており、読めば、見た映画の再現をすることができるんで、しばらくは、繰り返し読んだものです!
そのくせ、なぜか、クリスティーの原作を読んでない!!(笑)
当時、勢いで買ったのは、「白昼の悪魔」だけ!!(笑) ← 1982年の「地中海殺人事件」の原作!