リーサル・ウエポン3 LETHAL WEAPON 3
1992年公開!
当時劇場で見ました!
1と2をちゃんと見てない状況で、3をいきなり劇場で見たのは、単に、時間つぶしで選んだ映画だったから!(笑)
たまたまこの映画の開始時刻がちょうど良かったからであり、時間によっては、別の映画を選んでた可能性もあったわけです!(笑)
まずは、当時の感想。 原文のまま。
・・・・・・ 「オーメン」「スーパーマン」で、そのスバラシイ演出ぶりを見せてくれた、リチャード・ドナーの監督なので、見る前から期待は裏切られないだろうと思っていたらまさにその通り! さすが、ドナーなのである。
まあ、もう1回見ようとは思わないが、見てる時は楽しめ、満足感はある。
ドナーの特徴は、カッティングのうまさだろう。 目まぐるしくカットを変え、スピード感を増す。 「オーメン」の殺人シーンにおけるカットの多さは、やはりスゴイと思ったね。 ここでも、その特徴は、相変わらず発揮されており、セリフの多さも手伝って、最初から終わりまで一気に見れる!! 快調である!!
彼の作品なら、とりあえずハズさないので、オススメ!!
・・・・・・・・・時間つぶしだったとはいえ、監督がリチャード・ドナーだったんで、まずハズレないだろうという期待感を持って鑑賞に臨んでいたことがわかりますねええ。(笑)
ただ、主演のメル・ギブソンとか、音楽家のことには、一切触れてないので、まったく興味なく見ていたってことに?なりますね!?(笑)
鑑賞態度が真剣じゃあない。(笑)
仕方なく見ていた感、ありあり?(笑)
もう、どんな映画だったか、思い出せないんで!!(笑)
・・・・・とはいえ、
先日から「リーサル・ウエポン」熱が爆発してるんで(笑)、唯一劇場で見た「 3 」も当然見たくなり、今回、32年ぶりの鑑賞実行!!
1と2で、その面白さは、超絶にわかってたんで、見る気満々!!(笑)
今回の鑑賞は、真剣です!!(笑)
WOWOW放送版で!
5.1ch!
1は、ビスタサイズ、
2は、シネスコサイズ。
この3は、またビスタサイズに戻っちゃいましたが、カメラマンが変わって、なんとヤン・デ・ボン!!!
あの「スピード」(1994)の監督ですよ!
初見のときも、感じたんだけど、編集がお見事!
このシリーズ、最初から終わりまで、早口セリフの応酬と素早いカッティングが特徴で、見るものに隙を与えない!!
同じリズムでグイグイ進んでいく!
普通の映画だと、展開に緩急があるんだけど、この映画にはない!
急のみで、進んでいく!!
本来、こういうやり方は、同じパターンの繰り返しになるんで、途中で飽きてきて、ウンザリするもんなんだけど、この映画にはそれがまったくない!!
・・・・というか、外国映画で、こういうパターンで、つまらなくなった映画はないような気がする。
逆に、日本映画だと、いっぱいある。(笑) こういう映画にあたると、もう、最悪!!(笑)
この違いは、いったい何なんだろうと思うけど、一目瞭然なんですよ!
脚本のレベル!!!
外国映画は、やっぱ、脚本が良く練られてるんです!!
素早い展開でも、ちゃんと話がわかりやすいし、話が確実に進行していく。
また、途中途中に、スゴイ見せ場を用意してるんで、それがリズムに変化を与えていて、飽きることはない。 劇的興奮もある。 セリフもセンスがいいし、聴いてて非常に面白い!
対して、日本映画の場合は、ただただ展開が早いだけで、話がわかりにくく、話が進んでいるのか、進んでいないのかよくわからないことが多い。 そして、見せ場もちゃんと作れてない! これじゃあ、ダメ!!(笑)
もっと、自国の巨匠である(笑)、黒澤明の映画を研究すべきだと思いますよ。
ダメな日本映画を見るたんびに、黒澤映画をちゃんと見てんのか!とか、ちゃんと黒澤映画の脚本を研究しつくしてから作れよっ!って言いたくなります!!(笑)
黒澤映画は、ほんと、話がわかりやすし、無駄なく話がグイグイ進んでいくし、見せ場もある。 ここでのセリフとかここでのシチュエーションが、次の展開に気持ちよくつながっていくんで、言うことなし。
もしかしたら、外国映画のほうが、黒澤映画から、学んでるんじゃあないの!?って思うほど!!??(笑)
で、今回の「リーサル・ウエポン3」なんだけど、
そのあたりの良い点が、さらに強化されていて! まさにジェットコースター的な快感ムービーと化してます!!(笑)
1と2より編集が速くなってる!
1と2より、早口のセリフの応酬が増えている! ← カーアクションのときでさえ、セリフの応酬がある!!(笑)
1と2より、見せ場がスケールアップされている!
いやあああ、素晴らしすぎますネ!!
あっぱれです!!
脱帽です!!
面白い映画とは、こういう映画のことを言うんだ!!って、みんなに見せて、講義したいくらいです!?(笑)
それほど、優等生。
いろんな点で、分析しがいのある、良作になってると思います!!
もっと、注目してもいいんじゃあないでしょうか!!
あと、1と2では、いろいろ悩み事が多く、暗い面も見せてたメル・ギブソンが、3では、それらがようやく吹っ切れたようで、全編明るかったのも、GOOD!!
快作感を高めてました!!
また、大注目点は、高速道路上のカーアクション!!
度肝を抜くド迫力なんで、ビックリしました!!
しかも、見てるときに、デジャブ感があり、アレ、もしかして、この道路、「スピード」と同じ????
確かなことは言及されてないけど、よく似てます。
途中で、道路が寸断されてるとこなんか、ソックリ!!??
ここって、「スピード」で、バスがジャンプしたところなんじゃないのかな??
製作年度的に、「スピード」のほうが、「リーサル・ウエポン3」より後なんで、
撮影したヤン・デ・ボンが気に入って、再び、ここを使ったのかもしれないな?
まあ、実際、撮影場所は、違ってたとしても、ここでの撮影が、絶対「スピード」に、影響を与えてるのは、間違いないと思います!!
傑作、快作の「リーサル・ウエポン3」!!
超オススメ!!
ただ、いきなり、かつての私のように、「 3 」を最初に見るのはやめましょう。
1と2の独特のリズムに慣れてから見たほうが、最高に楽しめますから!!
慣れてないと、困惑するかも!(笑)