死海殺人事件 APPOINTMENT WITH DEATH
1988年公開!
あのアガサ・クリスティー原作のミステリー映画!
レンタルDVDで初鑑賞!
もともと推理物は、小学生の頃から大好きで、江戸川乱歩の少年探偵団シリーズなんかハマリにハマッて、全46冊を読破してしまったほど!!(笑)
その流れで、シャーロック・ホームズものとかアルセーヌ・ルパンものにも興味を持ち、必然的に、アガサ・クリスティーにたどりつくわけです!!(笑)
学年誌の推理特集などで、必ず紹介されていたからね。
でも、この時点でまだ、小説の概要を知る程度で、ちゃんと読んだことはなかった。
そんな中、クリスティー原作の1本の映画が公開されることに!
・・・・・そう、あの「そして誰もいなくなった」!!(1945年製作/日本公開1976年)
数年前に閉館したあの岩波ホールで!!
もちろん、見に行きましたよ! もちろん、親に連れられて!(笑)
← このとき、あの永六輔!が客席にいたことに気づきました!
子供ながらも、CMとかで顔を知ってたからね!(笑)
さすが、岩波ホール!!??(笑)
で、見たんですが、
見る前から、TVとか雑誌とかで予備知識をつけてたけど、幸いなことに、結末までは知らなかったので、古くてモノクロ、渋くて通好みの映画ながら、けっこう、楽しんで見ることが出来ました!! ← すでに「ジョーズ」とか「グレート・ハンティング」を見てる自分が楽しめたんだから、スゴイことです!!??(笑)
孤島の屋敷に集められた人たちが、ひとりひとり何者かに殺されていくスリルとサスペンス! 犯人は、この中にいるはずなのに、最後まで、誰だかわからない!
ラストに明かされるアッと驚く犯人と、鮮やかなどんでん返し!
夏休みに見に行ったんですが、推理物の面白さを映画で初めて体験した記念すべき1日になりました!!
それからというもの、クリスティーに俄然興味を持ち、なんか、小説を読んでみようと、決心。
本屋で、まず目についたのが、「白昼の悪魔」!!!という新刊本!!!
なんでも映画化が進められていると書いてある! それならば、映画を見る前に読んじゃおう!っというハラもあり、即、購入!!(笑) (私が購入したのは、今調べたら1976年の5刷発行版!)
この、「白昼の悪魔」に関しては、その映画化である、「地中海殺人事件」(1982)をこの「死海殺人事件」のあとに、ようやくレンタルDVDで見たので、追って、感想を述べますネ。
では、さぞかし、クリスティー作品にのめり込んだでしょう!って、思われるでしょうけど、実は、そうはならなかったんです!!(笑) ????(笑)
私の関心は、すぐに別のものに移っていっちゃったから!!(笑)
というのは、
続いて、1976年の秋に、超話題作が公開されたからなんです!!
それが、
あの「犬神家の一族」!!!!
もう、クリスティーどころじゃあなくなっちゃいました!(笑)
私の関心は、横溝正史に!
続いて、森村誠一に! 高木彬光に!
その他もろもろ日本の作家陣に!! 方向は、全部、そっちのほうに向いちゃいました!!
よって、物理的にクリスティは、後回しに!!(笑)
で、結果的に、私、
今の今まで、アガサ・クリスティー作品で読んだのは、
「白昼の悪魔」と「アクロイド殺人事件」だけですよ!!(笑)
たった2冊!!(笑)
映画のほうは、
当時、「ナイル殺人事件」(1978)があったけど、クリスティー熱は冷めちゃったんで、劇場では見てない。 TV放送で、「オリエント急行殺人事件」(1974)と「ナイル殺人事件」を見た程度かな。 TV版(日本語吹き替え/カットあり)だったんで、あんまり面白いとは思わなかったな?(笑)
その後、だいぶたってから、「オリエント」と「ナイル」は、WOWOWかBS放送版で、ようやくまともに見て、まあまあ楽しめた記憶だけ。 「そして・・・」も、DVDが出てることを知り、買って、見て、演出のうまさに改めて感心! でもそれだけ。
たった3本!!(笑)
以後、数十年間、ずううううううっと、クリスティーのことは忘れた状態!!(笑)
今ようやくですよ!!
クリスティーでも見てみるか、小説でも読んでみるか! という気持ちになったのは!!(笑)
日本の推理物に飽きちゃったっていうこともあるかもしれない? ← そんなに読んでるわけではないのだけど、ひとつでもつまらないものにブチあたると、途端に関心を失っちゃうシビアさがあるからなああああ。(笑)
だから、ここらで、改めて、原点に戻ってみようかと!
新鮮な空気を?、脳内に送り込もうかと!!
そういう気になったってことです!?(笑)
面白さは、保証されてるからね!?(笑)
<閑話休題>
さて、久しぶりに見た、クリスティーもの、名探偵ポアロものの「死海殺人事件」!
まったく予備知識なしで見たので、まず、しょっぱな驚いたのは、
キャスト!!
キャストのクレジット見て、驚きましたよ!!(笑)
キャリー・フィッシャー! ローレン・バコール! パイパー・ローリー!
デヴィット・ソウル! ですよ!!
そして、音楽が、あのピノ・ドナジオ!
監督が、あのマイケル・ウィナー!!!
おーーーー、スゴイ!!スゴイ!!
これは、面白くなりそうだぞーーーーと、開巻早々、期待度100%!!(笑)
・・・結果的には、
うーーーーーんって感じ。(笑)
もう忘却の彼方に近いんだけど、今まで見てた3本の映画と、ぜんぜん演出のタッチが違うし、ポアロのキャラクターって、こうだっけ?と、とまどう場面続出!
これには、困った。(笑)
ポアロ役は、「ナイル殺人事件」のピーター・ユスティノフなのに、なんか違うんですよ? ← 「ナイル」を見直す必要はありますが・・・・。
容疑者連中を調べるときの態度が横柄すぎる! 厳しすぎる!
血も涙もない探偵って感じ! (笑)
見てて、嫌悪感さえあるんです!(笑)
不思議不思議・・・・????
あと、演出もすごくヘン!!(笑)
見てもらえばわかるんだけど、見せ方がヘン!
ヘンな見せ方をしてるんですよ!!
それも全体に渡って!!
推理物で、こういう見せ方されるの、初めて!!(笑)
しかも、一番重要なシーンの見せ方もヘン!!(笑)
絶対、失敗してる!! 意味不明のシーンになっている!!
本来なら、撮り直し、もしくは、撮り足しすべきシーンですよ!
見せるべきカットが足りなさすぎる!!
そうなってないのは、時間がなかったのか???
マイケル・ウィナーって、こういう映画は苦手? もしくは、アクション映画ばっかり撮ってたんで、カンが鈍ってたのか!?(笑)
音楽も、意外に、あれ?、ピノ・ドナジオって、こんな曲を書く人だっけ?って、思うほど、いつもの感じじゃあない。 別人が作ったんじゃあないかと思うほど、曲の感じが違う・・・・・。????
いやああ、とにかく、久しぶりに見た、クリスティー作品・・・・・・・、
ちょっと不可解な怪作になってました・・・・・・。(笑)
話自体は、クリスティーらしい話で、不可思議な状況での殺人! 容疑者いっぱい! 最後まで犯人はわからない!などなど、いつものパターンに沿った展開なんで、小説で読めば、ぜんぜん普通に楽しめると思いますが、・・・・・・この映像化は、・・・・・イマイチでしたネ!!
それがいいのか悪いのか、判断がむずかしい?、独特のクセのある映画になってます。
レイア姫こと、キャリー・フィッシャーは、普通の役だったんで、特に、書くこともなし!(笑)
注目は、出演者の中で、一番きれいな女優の存在。(笑)
どっかで見たことあるなああって思って、見てる間中、必死に思い出そうとしたんだけど、結局わからずじまい!(笑)
見終わって、調べて、あーーーそうかと!(笑)
自分、公開当時、劇場で見た、あのウィリアム・フリードキン監督の恐怖映画「ガーディアン 森は泣いている」(1990)で、怖いベビーシッターを演じた、ジェニー・シーグローヴという人でした!!!