<ジェリー・ゴールドスミス作品 雑記>

 ネメシス S.T.X             STAR TREK  NEMESIS

2003年公開!

メンバーが総入れ替えとなった新しいスター・トレックシリーズ第4弾!!

劇場版通算10作目!! 別名「スター・トレック10」!!!

新スター・トレックシリーズ最終章!!

音楽は、「ファースト・コンタクト」「叛乱」に続いて、ジェリー・ゴールドスミス!!

その間の担当作品は、「ハムナプトラ失われた砂漠の都」「ホーンティング」「13ウォリアーズ」「インビジブル」「スパイダー」「ラスト・キャッスル」「トータル・フィアーズ」!

自分、プライベートと仕事で忙しく、

残念ながら劇場で見たのは、「インビジブル」と「スパイダー」」のみ!!

あとは全部、ビデオorDVDでの鑑賞。

 

ジェリーの来日コンサートは、

2000年の10月27日、28日、11月1日に3公演、

2002年の11月の2公演は、体調不良で、延期され、

2003年の3月12日、13日の2公演となったけど、

残念ながら、ここでも体調不良で、来日できず、公演1ケ月前に指揮者交代とのお知らせが。

ゴールドスミスの盟友チャールズ・フォックス(「バーバレラ」(1968)「燃える昆虫軍団」(1975)「パニック・イン・スタジアム」(1976)「9時から5時まで」(1980)etc・・・ )が指揮をとることになった。

 

2000年の公演の時は、ゴールドスミスの指揮で、「スター・トレック」「新たなる未知へ」「ファースト・コンタクト」「叛乱」そして新しいTVシリーズ「スター・トレック/ヴォイジャー」を演奏、

2003年の時は、「スター・トレック」の組曲と、日本では、4月公開のシリーズ最新作「ネメシス S.T.X」を、チャールズ・フォックスの指揮で初披露!!

 

ジェリー・ゴールドスミスのコンサートの素晴らしいところは、サントラと同じような興奮が味わえること!!

ジョン・ウィリアムズだと、クラシックコンサートになっちゃってるし、エンニオ・モリコーネだと、ほとんどの曲が、大胆にアレンジされ、サントラとは感じが違ってしまって、興ざめ。

ゴールドスミスのコンサートだけが、サントラそのまんまの感触で、映画の感動感激を再現してくれていたのだ!!!

もう、さすがとしかいいようがない!!!

サントラを良くわかってる!!!

最高だよ、ジェリー!!!

 

「ネメシス」のサントラCDは、買ったんですが、映画のほうは、このときも、残念ながら私、忙しくて、劇場には見に行けず、後日、レンタルDVD?かWOWOWのアナログ放送版? で鑑賞・・・・・・??

うーーーん、見た環境が悪かったせいか、あんまり、印象にないなああ・・・・・。(笑)

とにかく、ひたすら暗い話だったような・・・・・???(笑)

 

先行して聴いていたサントラも、メインの曲が、意外に暗く(笑)、アルバム自体その暗い曲に終始していたんで、エンドタイトルのお馴染みのテーマ曲以外は、特にピーンとくるものがなかった・・・・。

 

さて、超久しぶりの再会!!

WOWOW放送版にて。 シネスコ、5.1ch。

 

いやああ、まず驚いたのは、あのトム・ハーディが出てたんですね!!

この時は、まだデビューしたての頃。 若い!!

その後、いろいろと出てたらしいけど、自分、「マッドマックス 怒りのデス・ロード」(2015)で、初めて!(笑)、彼を知りましたからねええ・・・・・。(笑)

だから知らないで見るのと、知って見るのとではだいぶ印象が変わります!

今回は、トム・ハーディとして見れたんで、それだけでも興味深く見れました!

若すぎて、マックスとか「ヴェノム」(2018)の面影はまったくないんだけど(笑)、ホンモノのハーディなんで、とりあえず、見れる!!(笑)

でも、私は、好みの俳優ではないんで(笑)、どこか見てても、ノリきれないところはあったけどネ・・・。(笑)

今回の話は、このトム・ハーディが主演といってもいい。

複雑すぎる生い立ちを持ち苦悩する、悲劇的な若者の役。

だから、ジェリーの曲も、これに合わせて必然的に暗くなり(笑)、最初から最後まで、この曲を貫き通さざるおえなかったというわけか・・・・・。

この音楽的な解釈、アプローチは、正しいと思う。 

映画がそうなってるんだから、音楽が暗くても、しょうがない!!(笑)

 

また、初見時のとき、なんで気がつかなかったのかわからないけど?(笑)、意外に、パンチのきいたアクションシーンが多く、そこにジェリーの大迫力の音楽が流れてくるんで、大興奮!! 特撮もけっこうスゴイシーンがあり、思わず、ウォオオオオオーーーーって、声だしちゃいました!!(笑)

おまけに、超絶なカーアクションもあるんで、シリーズの中で、一番見せ場が多いかも?

いやあああ、見直しましたよ!! 初見時より、楽しめました!!

初見の環境がよっぽど、悪かったんですね!!??(笑)

← おそらく、WOWOWアナログ放送版をVHS3倍モードで録ったものを、小さいTVで、シネスコでさらに小さくなった画面で見たんだと思う。 音もTVの内蔵スピーカーで聴いてたかも?(笑)

 

見終わって、さっそくサントラCDを久しぶりに聴き直してみました!!

暗い曲が多いため、あんまり聴き直してこなかったんですが、今回、本編を見て!聴いて!興奮した! 直後だったため、このアルバムも、見直しました!!(笑)

アクションシーンにおける音楽が、大迫力だったんで、聴きながら興奮できました!! 見ないで聴くのと、見てから聴くのとでは大違い!!

見てから聴いたほうがいい、本当のサントラの1本!!

変わった音の出る楽器?の曲もあり、本編で流れてきたときから気になってたんですが、それもCDで確認できて、聴き惚れました!!

やっぱジェリーは、スゴイやーーーと思いましたねええーーーー!!!

あと、大注目ポイントがあり、

エンドタイトルに流れる、いつもの「スター・トレック」のテーマ曲の演奏の仕方が、今までにないド迫力で聴こえてきて、痺れまくったこと!!

CDの音なのに、もう、大感激!! 感激して涙が出てきたほど!!!(笑)

一番盛り上がるときのトランペットの音の高鳴りがスゴクてスゴクて・・・・!!

これは、意図的にトランペットを、いつもより高めの音域で鳴らしまくったようで、「スタトレ」の最終章にふさわしい鳴らし方!!

そういうことも踏まえると、聴いてて痺れまくるのは、当たり前!!!

・・・・・・・・・

アレ? アレレレ・・・・・????

初めて聴いたとき、こんな音だったっけ?(笑)

感激したっけ??(笑)

不思議不思議・・・・・・・・。

と思って、CDをよく見ると、

日本版のCDなんですが、DSD仕様となっている!!

専門的な詳細はよくわからないけど、この方式のマスタリングのせいで、音質が良くなったらしい。

うぉおおおおおーーーーー!!

恐るべし! DSD!!(笑)

改めて聴くと、確かに、説明書きどおりの音で聴こえる!(笑)

超立体的3次元サウンド!!

うーーん、なんかいい。(笑)  感動する。(笑)

 

実は、この「ネメシス」のCD。

私、アメリカ版と日本盤を持っていて、昔、最初に聴いたのがアメリカ版!

そのときは、何とも思わなかった。(笑) ← DSDの表記なし。

で、今回聴いたのが、日本盤! DSDの表記あり!

!!!

それではと、アメリカ版を今改めて聴いたら、明らかに音が違い、日本盤DSD仕様のほうが、ぜんぜん迫力ある音になっており、トランペットの高音も感動的に再生!! 

アメリカ版では、聴いてても、あんまり高域の盛り上がりが確認できず、こもってる感じ。 いつものCDの音、そのもの。(笑)

うぉおおおおおーーーーー!!(笑)

こんなにも違っていたのかああああ!!!(笑)

おそらく、このDSD仕様のほうが、よりレコードの音に近いんだろうなああと確信しましたねえええ!!!

この音だったからこそ、感動できたんですネ!!

恐るべし、DSDマスタリング!!!

遅ればせながら、大注目!!

 

実は、このDSD仕様のサントラは、私、何枚か持ってるんですよ!

でも、以前までは、CDって、レコードと違って、鑑賞に値しない音を出すんで、(笑)、聞き流してたことが多くて、本当の音の良さに気が付いてなかったんですね。(笑)

今回の「ネメシス」DSD仕様CDは、ジックリと聴いたんで、音の違いをハッキリと確認することができたわけです!!

この音だったら、レコードの音に肉薄してる!!

 

ちなみに、

本編で流れてくるエンドタイトルの同じ箇所でのトランペットの音は、DSD仕様の音で聴いて感激したトランペットの音には、なってませんでした!!(笑)

あきらかにCD用の演奏とは別演奏で、そんなに高音を鳴らしてないし、(← それでも今までのシリーズの演奏よりかは高音) 

映画用に複雑に音編集されたエンドタイトルになってました。 ← CDのエンドタイトルとは曲の構成が違う。

今回本編を見たのは、夜で、5.1chで聴いてたとはいえ、音は絞ってたんで(笑)、昼間の今、改めて、ある程度爆音で?(笑)、聴き直してみたら、超感激しました!

最終章らしい、迫力ある演奏であることは間違いないです!!

いつもより、気合いが入ってます!!

 

あと、この「ネメシス」も、

「ファースト・コンタクト」と「叛乱」と同じで、

今まで見てきた「スタトレ」と違って、非常に見やすい。(笑)

ストーリー展開、セリフ廻りに、変なクセがなく(笑)、とっつきやすく、アクションも大迫力で、ハリウッド映画らしい、娯楽作に仕上がってます!

素直に見れて、素直に楽しめて、素直に感動!!

なああーんだ、やればできるじゃん!!(笑)

最初から、こーであれば、私ももっと「スタトレ」に関心をよせていたかもしれないのに!!(笑)

 

とにかく、この映画も、良かったですよ!!

ちょっと内容が暗すぎるけど(笑)、若いトム・ハーディも見れるし、

「スタトレ」映画の入門編には、最適かも?(笑)

初期作品よりかは、とっつきやすいです!(笑)

ジェリー・ゴールドスミスの音楽も、劇的効果満点で、最高にいいし!!!

← いつもより曲は暗いけどね。(笑)

 

ちなみに、日本のタイトルの「S.T.X」って、

S.T.は、スター・トレックの略で、Xは、「スター・トレック10」の10ということらしい。(笑)

「ネメシス」っていう言葉も、直感的にわかりにくい。

調べなきゃあわからない。(笑)

ここは、素直にわかりやすく、

[スター・トレック10 復讐]とか

「スター・トレック10 最終章/復讐の王」で、良かったんじゃあない?(笑)

はたまた、

「スター・トレック10 マッドキング」!!にでもすれば、将来のトム・ハーディを予見したことになっていたのにね!?(笑)