キングコング 1976年版 KING KONG
1976年公開!
先日、オリジナルの1933年版「キングコング」を見て、大興奮!したので(笑)、このリメイク版を見ないわけにはいかない!(笑)と、迷わずブルーレイで鑑賞です!!
シネスコ、5.1ch!
当時、劇場で見てます!
公開前から宣伝が凄く、映画雑誌にも、早くからコングの特集が組まれ、興味津々で魅入り、公開を楽しみに待ってました!!
ジョン・バリーのサントラレコードも、おそらく見る前に買ってもらって、聴いてたと思います!(笑)
ただ、騙されたことがあって(笑)、肝心のキングコングは、実物大に作られたロボットコングを使ってると、・・・・・・我々は、思い込まされていたんですよ!(笑)
雑誌に、ロボットコングの写真が載っていたし!!(笑)
だから、公開間際、TVの予告編などで初めて動きまわるコングを見たとき、驚愕しました!!
これはスゴイ!! こんなにスムーズに動くロボットは、初めて見たぞ!!(笑)
こんなにロボットって進化したのか!! こりゃあ、本編見るのが楽しみだぞおおおおっと!(笑)
あと、ポスターで、キングコングが青空のもと、ワールド・トレード・センターの頂上に立って、ジェット戦闘機を掴んでるデザインがあり、超ド迫力!!
このインパクトも絶大!!
これから想像するに、
クライマックスは、映画史上空前のドデカイスケールで展開されるぞおおおおって!!(笑)
これなら、「ジョーズ」を超えるぞおおおおって!!(笑)
もう期待は膨らむばかり!!(笑)
なんか、興奮して、劇場まで見に行きましたよ!!
だが、しかし・・・・・・・。(笑)
本編見て、ガックリ・・・・・・・・。(笑)
なあーーーんだ、キングコングは、結局は、着ぐるみだったのかと!!(笑)
もちろん、実物大のロボットコングも出てくるけど、これを使ったシーンは、わずか数秒たらず!!(笑)
ほとんどが、着ぐるみコングでした!!(笑)
なんか、そのせいか、失望感が大きく、あんまりノレなかったなあああ・・・・・。(笑)
期待したクライマックスも、ポスターでは、昼間だったのに、実際は、夜!!(笑)
コングを攻撃するのは、ジェット戦闘機のはずなのに、実際は、ヘリコプター!!!(笑)
ここの特撮は、かなり手抜きで、迫力なし!!
それと、コングが落下するカットが、あまりにもチープで、興ざめ!!!!
うーーーん、なんか、ダメだな・・・・。(笑)
やっぱ、「ジョーズ」には、勝てなかったなああと・・・・・。(笑)
複雑な気分で、劇場を後にしましたよ!!!(笑)
数日後に見た「カサンドラ・クロス」のほうが、ぜんぜん面白かった!!っていう結果に!!(笑)
世間では、「キングコング」VS「カサンドラ・クロス」の構図になってたからなああ。
音楽的にも、ジェリー・ゴールドスミスの「カサンドラ・クロス」の勝ち!!
そんな「キングコング」だけど、ラストシーンはやはり泣けましたねええ。
もう、コングが、かわいそうで、かわいそうで・・・・。
その後、TV放送とか、ビデオで見たことは見たけど、初見のときと同様、いずれも、複雑な気分で見終わりました。
妙に引っかかる、後味なんですよ。
納得できないというのか・・・・。???
この感じは、いったいなんなのか・・・・・???
それから数十年後の今日!!
買ってあったブルーレイ版で初めてハイビジョン画質、5.1chサラウンドで鑑賞!!
当時の劇場版の音は、モノラルだったか、ステレオだったか、記憶なし!
モノラルだったような気もするし・・・・・・・。
当時の新聞広告を機会があったら引っ張り出してきて、確認してみます!!
さて、あんまり期待しないで見始めたブルーレイ版だったけど、
いやいや、目から鱗でしたねえええええ!!!!(笑)
私が「キングコング」に抱いてたイメージ、評価が、一変しましたよ!!!(笑)
ぜんぜん、今まで見た劇場版、TV放映版、ビデオ版とは、印象が違ってたんです!
こりゃあ、傑作だわ!!!(笑)
まず、なんといっても映像と音が素晴らしい!!
素晴らしすぎる!!
当時から、この映像、音響で見れたら良かったのにぃーーー!!というのが正直な感想です!!!(笑)
<ブルーレイ版 「キングコング」 ここがスゴイ!!>
◎映像がものすごくキレイ!!
この美しさは、感動ものです!!
見てるだけで、迫力を感じます!
魅入ってしまいます!!
カメラマンの腕がいいんでしょうね!
どのカットも、シネスコらしい構図で、迫力満点!!
当時の劇場版では、こんな美しさを、1ミリも感じたことがなかったんで(笑)、日本公開版ならではの、かなりザラついたフィルムでの上映だったことが推察されます!!
◎ジョン・バリーの音楽が、素晴らしい効果!!!
5.1chで聴いたこともあるんだろうけど、バリーならではの、スケールのでかい007並みの、ド迫力サウンドが堪能できました!!!
ノリにノッてた時期のバリーサウンドなんで、若々しい勢いが感じられます!!
◎特撮場面も必見!!!
この特撮時のキングコングの映像の数々。
信じられないほど、美しくて、ビックリ!!
当時最高の、かなり高度な技術が使われていたと推察されます。
これと同じように感じる、特撮作品って、他にないと思う!!
この「キングコング」だけの奇跡的な特撮映像なんじゃあないかな?
◎ヒロイン、ジェシカ・ラングの魅力満載!!
オリジナルのフェイ・レイと比べちゃうと、私は、フェイ・レイのほうが美人だと思うけど(笑)、ジェシカもそれなりに魅力的でした!!
映像が美しいんで、彼女の美しさも際立ってます!!
◎脚本が良く出来てる!!
今まで、ぜんぜん気づかなかったけど(笑)、コレ、脚本が素晴らしいです!!
展開に無駄がないし、セリフもいいし。
いやあああ、
映像と音がいいと、映画ってポイント高くなるなああ!
きっと、当時、アメリカで状態のいいフィルムで見ていたら、これと同じ感想を持ったと思う!!
ようやく、47年ぶりに、
1976年版 「キングコング」、
間違いなく傑作だったと、大評価します!!!(笑)
当時擦り切れるほど聴きまくった(笑)、ジョン・バリーのサントラレコードの注目点は、LPとシングルでは同じ曲でも、バージョンが違うこと。
キングコングのテーマは、シングルでは最初にコングの叫びが2回入り、コングのテーマ曲が始まり、再びコングの叫び、ドワン(ジェシカ・ラング)の悲鳴が入ったところで終わってしまうショートバージョン。
LPは、最初のコングの叫びはなく、コングのテーマ曲ではじまり、途中でコングの叫び、ドワンの悲鳴が入ってから、またコングのテーマ曲が続くロングバージョン。
ドワンのバラードは、シングルでは波の音の効果音とドワン(ジェシカ・ラング)のセリフが一言入ってから曲が始まっているけど、LPでは効果音、セリフなし。
おそらく、シングル盤は、日本だけの独自編集かと。