キャプティビティ 特別版 CAPTIVITY
2006年公開!
劇場では未見で、当時こんな映画が公開されていたなんで、ぜんぜん知らず、DVD化されて初めて知った監禁映画。
日本でも人気が出たエリシャ・カスパート主演!
美人で可愛いらしく、私も注目したけど、今まで作品は1本もマジメに見てない!(笑) ← 早送りでなら、数本見たことあり!(笑)
TVの24(トゥエンティーフォー)(2001)でブレイクしたのに、それも見てない!(WOWOW放送版で、全話録ってあるんで、いずれ見るつもり。 ← もう賞味期限切れか?(笑))
で、この「キャプティビティ」、DVDがレンタル開始され、店頭に並んでたのを見たのが、最初の遭遇。 面白いことに、オリジナル版と特別版の2種類ある!!
俄然、興味を引かれ、2本ともレンタル。
たぶん1本は、一般向けで、もう1本は、残酷シーンが付け足された過激なバージョンだと推測。
まじめに見ようと思ったんだけど、画面が暗かったので、これは、まともに見るのはきついなああと思い、2本とも、早送り。(笑)
送れど送れど、暗いシーンばかりだったと記憶。(笑)
どこがどう違うのか、確かめたかったけど、画面が暗くて結局よくわからなかった!(笑)
所詮、つまらないC級ゲテモノ映画だと、特に関心もなく、そのまま忘却の彼方へ。
普通だったら、もう一生見ないで終わった映画だったのに、
つい最近になって、ようやくこの映画に興味を持つことに!!
当時から今の今まで、まったく気づかなかったんだけど、
この映画の監督が、
あの「キリング・フィールド」(1984)、「ミッション」(1986)、「シティ・オブ・ジョイ」(1992)など、名作を連発してた、あのローランド・ジョフィだったんです!!
これには、ビックリ! 驚愕! 唖然!
ある意味、こんな低俗な映画を撮るまでに落ちぶれたのかぁ?と心配になってしまったほど!!
・・・・自分、名も知らぬマイナーな監督が撮ってるものとばっかし思ってた!!(笑)
この衝撃の事実を、なぜ今になって知ったのかというと、最近、エンニオ・モリコーネの本を改めてジックリと読みかえしていて、大発見したから!!(笑) ← モリコーネは、ジョフィと4本組んでいる。
いやああ、ほんとびっくりしましたよ!!!
とにかく、「キャプティビティ」は、見なければいかんと!!(笑)
監督が監督なだけに、絶対ひと味違うだろうと!!
ある意味、期待!!
レンタルDVDで、まずは、特別版から!
シネスコ、5.1ch!!
メインクレジット見て、またオドロキ!!
脚本が、ラリー・コーエン!!!
ヒャアアアアアーーー、これまたビックリ!!!(笑)
ラリー・コーエンといえば、あの「悪魔の赤ちゃん」シリーズ(1974~)を製作・監督・脚本した人!
また、傑作サスペンス「フォーン・ブース」(2002)の脚本家!
間違いない!
この映画は、普通の映画じゃあない!!
かつての有名な監督2人が、タッグを組んでる!!
ワクワクしながら、魅入りましたよ!(笑)
結果は、予想通り、ひと味違ってました!!
映画のムードは、「セブン」(1995)とか、「羊たちの沈黙」(1991)、「SAWソウ」(2004)とかで火が付いた猟奇犯罪ものだけど、いつものコーエンらしく、話が二転三転して面白かったし、ラストの超ドンデン返しも、カタルシスを感じる。
演出も安定。
悪くない。
それに、エリシャ・カスパートの体当たりの熱演で、言うことなし!
最初っから、スタッフを知ってれば、最初っから、マジメに見てたのにぃ!!(笑)
ただ、音楽は、マルコ・ベルトラミ。 こっちだけは、いつものように地味。(笑)
ちなみに、エンニオ・モリコーネ。
ローランド・ジョフィとは、「ミッション」、「シャドー・メーカーズ」(1989/日本未公開)、「シティ・オブ・ジョイ」、「宮廷料理人ヴァテール」(2000)で、組んでます。
特典映像とか見ると、
日本で劇場公開されたのは、この特別版のほうらしい?
他の国は、オリジナル版。
近々、オリジナル版を見て、両バージョンの違いを確認してみますネ。