プロムナイトⅣ                           PROM NIGHT Ⅳ DELIVER US FROM EVIL

1992年のカナダ製の恐怖映画! 

先日から見てる「プロムナイト」シリーズの完結編!

・・・・とはいっても、相互の関連性はあまりない。(笑)

これまたリブートに近いのかな。

日本では劇場未公開で、DVDスルー。

だいぶ前に買ってあった中古DVDで、初鑑賞!! (撮影時そのまんまのスタンダードサイズ収録で、音声はステレオ。 このサイズの上下に黒味を入れたものが劇場用ビスタサイズとなる。)

 

前作の「プロムナイトⅢ」が、コメディタッチだったのに対して、今回は、悪魔に憑かれた神父が、若者たちを恐怖のどん底に叩き落す!といった直球ホラー。

なぜか、大勢がいるプロムパーティ上の殺戮ではなく(笑)、別荘で過ごす2組のカップルに的を絞った恐怖劇になっている。(笑)

まあ、人数が少ないんで(笑)、わりあい処理しやすい?設定。(笑)

その別荘で襲われるクライマックスが、けっこう長く、それもまるで「13日の金曜日」的になっていたのが、面白い!

悪魔の神父をジェイソンと思えばいい。

もはやコレ、「プロムナイト」じゃあないですね!(笑)

 

でも、意外に面白く、ハラハラドキドキするし、何度もビックリ!!

見てるうちに、いやあ、いいなああ、まさに70年代ホラーのノリじゃん!とえらく感心!! 気に入りました!!

ヒッチコック映画によくある、カタルシスを感じるスゴイシーンもありました!!

特徴としては、火の使い方が非常にうまい!

何度も、火を使ったビックリ仰天のシーンが出てきます!

これらは、すべてホンモノの火を使ってるようで、リアルな迫力が出て、大いなる見もの!

うぉおおおお!!って、思わず叫んじゃうほど、必見のシーンです!!

いやああ、けっこう満足できたかな。

ⅡとⅢは、80年代特有のチープなコンピューターによる合成シーンが多々あったけど、今回は、それがまったくない。

アナログならではの、リアルな迫力で、驚かせてくれます!!

私は、サイコーに楽しめましたよ!!(笑)

 

さらに、うれしかったのは、シリーズ全部を担当しているポール・ザザの音楽!!

今回は、耳をもうなる素晴らしい効果で、ようやく実力を発揮してくれたって感じ!(笑)

最初から、このノリでいかなきゃあ!!(笑)

ⅡとⅢは、悲しみを煽るような静かで暗い曲ばかりで、聴いてて拒否反応があったけど、今回は、重厚で、ノリのいい曲で攻めまくってくれていて、エンドタイトルも、その曲で締めくくってくれたので、もう、気分良く見終わることができました!!(笑)

ヒロインのニコール・デ・ボアも、すごくいい!!

絶叫クィーン決定ですね!?(笑)

なんでもあの傑作「キューブ」(1997) ← これもカナダ映画!

に出てたらしく、まったく気が付かなかったな。 

 

残念なのは、肝心の悪魔の神父に、まったく魅力がないこと!

一見イケメンっぽいんだけど、私としては、すごくかっこ悪く見える。(笑)

これだったら仮面をかぶってたほうがまだ良かったな。(笑)

あと、冒頭に出てきたマジメな神父の恋人らしき美女が、それ以降、まったく出てこなかったのが解せない。(笑)  不思議不思議。 

映画界七不思議の一つに挙げておこう。(笑)

 

さて次は、

忘却の彼方になってる第1作目の「プロムナイト」を見ます!!

ジェイミー・リー・カーティスが、どんな魅力を発揮していたのか?

ポール・ザザの音楽は、どうだったのか?

確かめたいと思います!!