<ジェリー・ゴールドスミス作品 雑記>
ダブル・ボーダー EXTREME PREJUDICE
1987年公開のアクション映画!
音楽がジェリー・ゴールドスミスだったので、当時、劇場で見ました!
音楽は良かったけど、話があまり面白くなかった印象はある。(笑)
場末の名画座で見るのがピッタリの? B級感覚。(笑)
この時点では、まともに見てなかったけど、サム・ペキンパーの「ワイルド・バンチ」にソックリな銃撃戦があったことは覚えている。 それもかなりスケールダウンして!?(笑)
あと、原案がジョン・ミリアスなんで、「地獄の黙示録」に似てることも感じ取ってた。
「地獄の黙示録」の中にある有名なセリフ 「・・・・EXTREME PREJUDICE」が原題だし。
サントラは、レコードとCDを持ってる。 当時は、CDへの移行期で、まだレコードも並行して発売されていた。
相変わらず、かっこいいド迫力の曲。
一応、ビデオ化されたとき、早送りだけど(笑)、レンタルVHSとか輸入レーザーディスクで見たことがある。 でも、だいぶ昔。(笑)
特にオープニングからメインタイトルまでのシークエンスが、映像的にも、音楽的にもかっこ良く、ここだけは、通常速度で見た。(笑)
今回、超久しぶりに見てみました!
レンタルDVDで!!
●注目ポイント
・当初は、クライマックスが、サム・ペキンパーの「ワイルド・バンチ」にソックリだと思ってたんだけど、前半の銀行強盗のシーンも、ペキンパーの「ゲッタウェイ」にソックリ!!だった!!!
あと、「地獄の黙示録」にも、改めてプロットが似てるなああと、確信!!
・かなり、男臭い映画で、この内容と感覚は、黒澤明の映画にも通じるところがある!!
さすが、原案のジョン・ミリアス!! 黒澤イズム炸裂!!
これ、時代劇にして、黒澤が監督してもいいくらいですよ!!
・不思議なことに、3人の男が主になってる映画なんだけど、なぜかそのうちの2人は、直接絡むことがない! この構成、なんかおかしい。 不自然。
きっと、当初の脚本にはあったんだけど、2人の役者のスケジュールが合わずじまいだったんで、丸々カットしたんじゃあないかな!?
そうじゃあないと、絶対おかしい展開。
・劇場で見たときは、あんまり感じなかったんだけど(笑)、けっこうアクション場面に迫力がある!!
銃撃音がするたんびに、ビクビクです!!
・男泣きができる、グっとくる、いいシーンがあります!
初見のとき、ぜんぜん気づかなかった!(笑)
やはり、映画は、成長してから見ると、受けとり方が違ってくるなあああ!!(笑)
話がわかりにくい欠点はあるけど、
サム・ペキンパーと黒澤明の映画、「地獄の黙示録」を鑑賞済みの大人が見るべき、、男のアクション映画として捉えれば、ある意味傑作!!
見終わった後、超久しぶりにゴールドスミスのサントラを聴いてみました!!
うーーーん、いいねえええ。
映画の内容にピッタリ!!
男の情感たっぷり!!
あと、レコードとCDの音を聴き比べてもみました!!
同時発売のサントラだったんで、マスターは同じはず!!
で、結果は・・・・・・。
圧倒的に、音の迫力は、レコードのほうが上でした!!
まるで、CDとは別物の音!!
あまりの違いにビックリ!
レコードで聴いてると、興奮しまくり!!
レコード、恐るべし!!(笑)
面白いのは、CDで聴こえてくる音とレコードで聴こえてくる音が一部違ってたこと。 違うというより、強調されて聴こえてくる楽器の音がそれぞれ違っていたと言うべきか・・・・。 だから同じ曲なのに、まったく別物に聴こえたりする。
これ、ほんとに同じマスターなのか?とも思う。????