メイキング・ザ・シャイニング MAKING THE SHINING
1980年製作。
キューブリックの娘ヴィヴィアン・キューブリックが撮ったあの「シャイニング」(1980)のメイキング。 30分。
むこうでは、TV放送されたらしい。
こっちでは、「シャイニング」のDVDの特典映像として収録されてたものが初お披露目。
初めて見るときは、異様に興奮しましたよ!(笑)
なんてったって、あのキューブリックの演出風景が見れるわけですから!(笑)
奇跡かと!!(笑)
で、今まで、何度か見てきて、今回、超久しぶりの鑑賞。
見終わった後、ヴィヴィアン自身による音声解説を聴くために、もう1回見ました。
本編ではわからないことを話してくれたので、非常に興味深かった。
ラストに流れてくる陽気だけどチョイ不気味な曲は、父親から使用許可をとりました!って言ってる、ウェンディ・カーロス作曲の本編未使用曲。 これが信じられないくらい画面にあっているんで、彼女って、音楽センス抜群!!??(笑) ← (・・・・・と初見時から思っていたら、なんと次の「フルメタル・ジャケット」(1987)では、音楽を担当するまでになる!!)
← ちなみに「シャイニング」のエレベーターからドス黒い血が噴き出してくる! 異様な予告編に使われてた曲も、カーロス作曲の本編未使用曲です。
「シャイニング」のリマスター版DVDが発売されたときに、このメイキングもリマスターされており、最初の版より、画質が良くなってます。
ほんと良く出来たメイキング!!
娘が撮影してるためか、時折ニコヤカな笑みを浮かべるキューブリックの優しい顔が印象的!(笑)
必見、必聴!
次の「フルメタル・ジャケット」も、ヴィヴィアンが、メイキング撮影したようだけど、これは、結局完成しなかったようで、そのとき撮ったものの一部が、新規製作のドキュメンタリーに良く使われてました。
ここで思いだすのは、11PM(イレブンピーエム)という深夜番組。 この番組で、「シャイニング」の公開に合わせたキューブリック特集があったんですよ!
それをリアルタイムで見たことがあり、各映画のハイライト(日本の劇場公開版からの映像――「時計じかけのオレンジ」は黒丸ボカシあり。)、キューブリックへの電話インタビュー(・・・・スタジオに突撃訪問したら?運悪くキューブリック本人は不在だったので、電話インタビューになったらしい。 「2001年宇宙の旅」のラストの意味を教えてくださいと質問したら、見た人それぞれが考えてくださいと返される・・・。)、そして、このメイキング映像と、スタジオにいたヴィヴィアン・キューブリックのインタビューシーンがありました。 ―― 作業効率を良くするため、各シーンを書きだしたカードを作ってこうやって壁に並べて使ってますと、その方法を教えてくれてました。
ちなみにヴィヴィアンは、お父さん似!(笑)