<恐怖映画 雑記>
たまえのスーパーはらわた
2018年作品。 45分の中編。
あの「カメラを止めるな!」(2018)の上田慎一郎監督のショートムービーコレクション、全9作の中の1本!
WOWOW放送版で初鑑賞!!
どれも面白かったけど、
ホラー好きな自分が、一番興味深く魅入ってしまったのが、この「たまえのスーパーはらわた」!!!
監督・脚本・編集/上田慎一郎!!
いやーー、これはいい!!(笑) 最高にいい!!(笑)
もしかしたら一番良かったかも!?(笑)
ある意味、奇跡的にうまく作られた中編になっていたと思います!!
スプラッター映画ばかりを自主制作する女子高生の物語。
彼女の部屋には、恐怖映画のポスターが貼られ、殺人鬼ジェイソンのホッケーマスクもあり!!
貼られているポスターは、「キャリー」!「死霊のはらわた」!「エルム街の悪夢」!「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」!「13日の金曜日PART6/ジェイソンは生きていた!」!!!
オープニングから、グロいスプラッター描写で、つかみはOK!!
そこから二転三転する意外な展開は見てて面白いし、かゆいところにも手が行き届いた巧みな脚本は、最初から最後まで、パーフェクト! 感心しまくりです!!
「カメラを止めるな!」を見たときの、あっぱれ!!感覚とよく似てる!!(笑)
セリフも自然で、日本映画にありがちな不自然さがないのもいい。(笑)
この不自然さって、大元の脚本からだったり、役者のせいだったり、それを正そうとしない監督のせいだったり、などなど、いろんな要素が加わって、結果的になってしまうものなんだけど、この作品においてはそれらがすべてクリアーになってます!!
才能もそうなんだけど、皆自然体で、楽しく映画を作っていたんだなああという心地よさを感じましたねえええ・・・・。 ← これはいいことです!!
自主映画作りを少しでも経験した人が見ると、あのときのことを想い出して、幸せな気分になる映画でした!!
超オススメです!!