西部悪人伝
1970年公開!
初見は、TV放送。
音楽が素晴らしく良くて、このサントラ欲しいなあああって思っていたら、ちょうど、復刻盤が出て、狂喜乱舞したことを覚えてます!(笑)
音楽は、マルチェロ・ジョンビーニ。
エンニオ・モリコーネ作品同様、音楽が最大限効果的に使われており、映画音楽ファン誰もが、忘れられない1本になってます!!
テーマ曲のひとつを劇中、バンジョーで奏でるところなんか、サイコーですよ!
黒づくめのガンマン、サバタが活躍する人気シリーズで、3作作られ、サントラレコード入手してから数年後、DVDで、サバタBOX(3作のDVDを収録)が発売され、これまた狂喜乱舞!(笑) 迷わずゲットしたんですが、放置状態!(笑)
今回、ようやく、数年前録った、BS放送版で、第1作目の「西部悪人伝」をようやく鑑賞!!(持ってるDVDは、スクイーズ収録でないシネスコ。画面が小さくなってしまうため、BSのハイビジョンマスター版のほうを選択。)
初見のときは、映画鑑賞眼がまだ備わってなかったんで、単純に音楽だけがクローズアップされたのか、ノリノリで楽しめたんですが、今回は、意外にも、話がつまんなかったことに気づき(笑)、ちょっと複雑な気分・・・。(笑)
もちろん、音楽はいいんですが、音楽がいいだけに、もうちょっと何とかしろよぉおお・・・って思いましたねええええ・・・。(笑)
この状況を分析すると、
初見時のTV版は、スタンダードサイズで日本語吹き替え。
今回は、シネスコで、原語。
見た仕様が、ぜんぜん違っているので、面白かったTV放送版の印象を引きづっていた弊害が出たのかもしれない。
もしかしたら、この面白さは、日本語吹き替えの力が大きかったのか!?(笑)
DVDは、日本語吹き替えも収録されてるんで、次は、吹き替えで見てみるかな。(笑) ノレなかった理由がハッキリとわかるもんね。(笑)
たまに、こういう現象があり、日本語吹き替えもバカにできないことがある。
スタンリー・キューブリックの「博士の異常な愛情」も、自分、名画座で何回も見てるんですが、毎回大爆笑してる観客がいるんですよ。
え、そんなに面白い場面なのか?って、いつも思ってたんですが、どうやら、大爆笑してる人って、皆外人だったんです!(笑)
この事実を目の当たりに見て、持っていた何種類かの「博士の異常な愛情」のDVD版の中で、日本語吹き替え版が収録されてるやつを、見てみたら・・・・。
目から鱗ですよ!!!(笑)
いや、もう、大爆笑!!! 大爆笑の連続!!!
面白い!!!
理不尽なセリフのやりとりの微妙な言葉のニュアンスから醸し出される面白さは、字幕では、絶対わからないことが、判明。
日本語吹き替えも、捨てたもんじゃあないって、初めて確信した瞬間です。
<閑話休題>
見終わって、超久しぶりに、サントラを聴き直してみました。
レコードと、CDです。
ここで、また新たな発見が!!
最初、CDから聴いたんですが、なんかちょっと違和感を感じたんですね。
どーしてかわからないけど、生理的に変な気分。(笑)
不思議だなああって思っていたら、
次にレコードを聴いて、その理由がわかりました!!(笑)
私、過去にレコードのほうを何度も聴きまくってきていて、CD再生は、1回切り。(笑)
レコードの音が耳にしみついていたからこその違和感だったんです!!
なんと、レコードとCD、ステレオの音声が逆になってたんです!!(笑)
レコードでは、右から聴こえてきた演奏が、CDでは左から聴こえてくるという不可解さ!!
いやああ、珍しい!!
これはいったいどういうことだ!!??
私としての、結論は、CDのほうが正しいような気がします。
私が今まで、聴きまくってきた音楽って、主になる曲は右側からまず出てきて、それに追随する曲が、左側から出てくるのが、普通。
当時は、まだそんなに聴きこんでなかったんで、わかんなかったのか、今聴くと、確かに、レコードのほうは、左側からメインの曲、右側からそれに追随する曲になってるんで、明らかに違和感を感じます!!(笑)
当時、レコードマスターを作った人のミスなのか???
正解は、誰に聴けばいいんだ???(笑)
それと、摩訶不思議なのは、かっこいいテーマ曲だけ、モノラル的な音なんですよ。 音が中央にほぼ定位して聴こえてくる。
他の曲は、右と左、はっきり分かれて聴こえてくるのに!!??
これも、サントラ七不思議のひとつとして、あげておこうか。(笑)