<ジェリー・ゴールドスミス作品 雑記>

 

インビジブル

2000年公開!

音楽ジェリー・ゴールドスミス!

透明人間化した男の暴走映画?(笑)

監督は、変わった感覚の作品を撮るポール・バーホーベン!

今まで劇場で見ているのは、「トータル・リコール」(1990)、「氷の微笑」(1992)、「スターシップ・トゥルーパーズ」(1997)とこの「インビジブル」!!

「スターシップ・・・」以外は、音楽がジェリー・ゴールドスミスなので、当然見に行ったって感じ。(笑)

たぶん、スケジュールさえあってたら、彼の監督作品の音楽は、全部ジェリーだったのではないかと思う。

それほど、バーホーベンは、ジェリーを気に入ってらしい。

ただ、要求する音楽が、他の監督とは違うようで?(笑)、いつものジェリーとは一味違う曲を展開させています!!

なぜかメロディを重要視してなく?、あくまでも雰囲気重視で、劇音楽に徹しきらせているのが、バーホーベンスタイル!!(笑)

ジェリーではない「スターシップ・トゥルーパーズ」もまったく同じアプローチ!(音楽は、ベイジル・ボールドゥリス)

それゆえに、ジェリーファンとしては、ちょっと複雑な気持ちを抱いてたのは、事実。← いつもと違うなあってね・・・。(笑)

 

今回、なぜか急に「インビジブル」を見たくなり(笑)、WOWOW放送版で、実に22年ぶりの鑑賞となりました!!

正直、初見のときは、期待はずれで、あんまり面白くなかった印象あり。

ジェリーの曲も、バーホーベンスタイルが踏襲され、これまた印象が薄い。

サントラCDも聴き返すことがなかった。

 

で、久しぶりに見たんですが、もう、ビックリですよ!

メインタイトルの曲。

当時、まったく気が付かなかったけど、「氷の微笑」に良く似ているではありませんか!! ← 実は、当時気づいていた!(笑)詳細は後述。

妖しくて不気味で官能的!!

あれあれ、なかなかいいぞ!! ノレルぞと!!(笑)

それからあとの展開も、劇場で見たときと、まったく印象が違っていて、大変楽しめました!!

クライマックスのエレベーターシャフトのシーンなんか、モンスターが襲ってくる恐怖映画を見てるようで、超ド迫力!!

血の量も多く、色も鮮やかで、うぉおおおおおおって感じ!(笑)

大興奮の連続!!!

当時、何を見ていたのやら・・・・。(笑)

何を聴いてたのやら・・・・。(笑)

改めて聴くと、ジェリーの曲、うれしくなってしまうほど、劇的効果満点でした!!     さすが、ジェリー!! ジェリー最高!!って感じ。(笑)

「氷の微笑」の曲とほんと良く似てるんで、耳がどうしても、注目してしまいます!!

見終わった後、すぐにサントラCDを聴いちゃいましたよ!!(笑)

あーーー、なかなかいいじゃないかと。(笑)

 

おそらく、この好印象ぶりは、

劇場で見たときより、段違いに映像がきれいになってたんで、ノリまくれたんだと思います!!

劇場版は、かなりザラついていて、色がきれいだった印象はなし。

映像が悪いと、それだけで、興ざめしますからね!!

 

ハイビジョン映像恐るべし! (笑)

 

・・・・もうひとつ考えられるのは、当時の自分、プライベートで忙しく、劇場での映画鑑賞を極力控えてたんですよ。 だから、真剣に見てる場合じゃあなかったのかもしれません?(笑)

 

注目は、主人公の乗ってる車。

今回見て、初めて気づいた感があったんですが?、

ポルシェ911(996型)のオープンカーなんですよ!!

何度も乗るシーンが出てきます。

なんで、当時の劇場では気が付かなかったんだろう??

不思議不思議???

もしかしたら、途中途中で、寝ていたのかも????(笑)

 

やっぱ、映像がきれいになってたせいか??(笑)

22年ぶりに大満足した、一風変わった恐怖映画の1本!!(笑)

それが、この「インビジブル」!!(笑)

 

当時の自分の感想文

以下 原文のママ採録

 

インビジブル  2000年/米 112M.      横浜東宝シネマ1

 

★久しぶりに劇場で見た。

シネスコではなく、ビスタサイズ。

やはり、何回もコピーされてるフィルムは画質が悪い。

ビデオだとあざやかな映像になるのになあああ。

ゴールドスミスの音楽は劇的効果満点!!

「氷の微笑」っぽい曲調だ!!

予備知識なしで聴くと、まったく耳に残らないメロディーである。

普通この手の映画は、主人公の悲しみを描く曲を書いたりするものだが・・・・、透明人間になってしまって苦悩するシーンとかにね。

それがひたすらアクション音楽に徹しているところは、ヴァーホーベンの意向によるものだろう。

残念なのは、ほとんど密室劇に終始してしまっているところがコジンマリした印象を受け、満腹感がないところ。

よじれた心をもつ主人公の奇怪な行動をバイオレンスと少々のエロチックさで見せる。

エリザベス・シューの巨乳ぶりを強調しているところはGOODだが、どうせなら中身も見せてくれなくては!!(笑) ← エロ度が中途半端なので、見終わったあとに、どうも物足りなさが残るのだ。徹底してやらなくては!!

ヴァーホーベンも年をとって、ちょっと妥協しちゃったかな?(笑)

 

●ちなみに、この頃、ちょうど、ジェリー・ゴールドスミスの2度めとなる来日コンサートが開催されており、自分も見に行ったんですが、プログラムの中に「インビジブル」のメインタイトルも入ってました!

パンフレットに、ポール・バーホーベンのコメントも載ってました。

超素晴らしいコンサートでしたよ!!