<ジェリー・ゴールドスミス作品 雑記>

 

悪を呼ぶ少年 

1973年公開! 

淀川長治解説の日曜洋画劇場で初めて見て衝撃を受け、再放送時に音楽が自分の好きなジェリー・ゴールドスミスだったことを発見し、ますます好きになった恐怖映画の1本!

TV放送をビデオに録って何回も見たし、名画座でも見たし、ビデオ化されてからも見たしとけっこう繰り返し見てる。

なぜか超久しぶりに見たくなり(笑)、

今回、初めて、だいぶ前に買ったDVD版で鑑賞!

いやああ、懐かしかったですねぇえええ!

なんかいろいろ当時の抱いていた映画熱を思い出しちゃいました!(笑)

 

それでもう感心しまくりです。

これは、非常に良く出来ている上質のホラーですね。

初見のときは、まったく気が付かないんだけど、何回も見ていくと、いろんなことがわかってきて、非常に興味深い。

 

<「悪を呼ぶ少年」2回目以降の鑑賞でわかること>

・まったく展開に無駄がない。

・脚本が良く出来ている。原作のトマス・トライオン自ら脚本化。

・伏線がいっぱい張りめぐらされている。

どこもかしこも伏線だらけなんで、ビックリ!  

・カメラワークがいい。怖いシーンのライティングが秀逸。

・音響効果がうまい。重要な音が随所にある。

なぜそうなったのか、そのトリックを音だけで聞かせていたり、ラストのあるカットの意味も、少し前にちゃんと音で表現されているんで、感心感心。

・ゴールドスミスの音楽が良く考えられていて、効果的。

 この映画の最も重要なポイントを、なんと音楽でも表現していたなんて!!

 

いやああ、素晴らしいです!!

予備知識がまったくない人が見たら、背筋がゾッーーーとすること請け合い。

自分は、そのクチで、TV放送で初めて見て、途中から判明するこの映画の恐ろしい秘密に、超絶にオドロキ、もう怖くて怖くてトイレに行けなくなりましたよ。(笑)

2回目以降の鑑賞は、その秘密に対する伏線のうまさを確かめていく楽しみがあります。

今回の久しぶりの鑑賞で、改めてすべてを理解できたような気がします。

いや、ほんとうまいなああ。

完璧な出来といっていいかもしれない。

ちゃんと役者たちも、それなりの演技をしてたってことがわかります。

傑作!!

 

昔、名画座で「オーメン」との2本立てで見たことあり!