コブラ

 

1986年公開!! 

シルベスター・スタローン主演の刑事アクション!!

製作的には、「ロッキー4/炎の友情」(1985)の次の作品。

スタローンは、そこで出演した美女ブリジット・ニールセンと結婚。

今回は、ニールセンを暗殺者から守る刑事として、大活躍!(笑)

いわゆる夫婦の共演なんですが、そんなユルサを感じさせない?(笑)、かなりビシっとした面白いアクションムービーになってます!!

監督は、「カサンドラ・クロス」(1976)、「ランボー怒りの脱出」(1985)のジョルジュ・パン・コスマトス!

初見は、レンタルビデオだったと記憶。

ドルビー・ステレオが全盛の頃、なぜかこの映画、ウルトラ・ステレオなる表記。

当時、家庭でのビデオ鑑賞は、どうしても小さなブラウン管TVになってしまい、映画館での鑑賞とは、圧倒的に差がつけられていた状況。

その差を縮めようと、せめて音だけでもなんとかしようと、ビデオは、音声をハイファイ化、レーザーディスクでも、ドルビーステレオ作品が増えてきて、そのサウンドを家庭でも再現できるようにと、専用のドルビーサラウンドアンプが商品化。1986年に初登場!!

その第1号機を、私、真っ先に買いましたよ!!(笑)

たまたま店頭で、展示されたばかりの製品に出くわし(笑)、それをまた梱包してもらって、ゲット!!(笑) 店員さんも驚いてたと思います!!(笑)

もともとうちには、レコード&カセットテープ鑑賞用に、オーディオセットがあり、そのときは、新しいスピーカーを買いかえたばっかりだったため、4台のスピーカーがあることに!! まさにサラウンドさせるには、ベストなタイミング! ← オーディオ雑誌で、サラウンドアンプの情報は、かなり前から知っていたこともある。

本来だったら、古いスピーカーは、もう処分ですよ!!

(4チャンネル&サラウンド再生するためには、フロント2台、リア2台のスピーカーが必要。)

で、さっそく、ワクワクドキドキしながらのセッティング。

あれこれコードを引き回し、ドルビーステレオの世界を初構築!!

いろんなドルビーステレオの映画をとっかえひっかえ聴きまくって、大興奮!! 新鮮な衝撃!! 

いやああ、大満足!!

やっぱ、映画は音かと!!

たとえTVの小さな画面でも、音がすごいんで、劇場並みの興奮を味わえるようになりました!!

「地獄の黙示録」や「ポルターガイスト」、「レイダース失われたアーク」あたりは、何度視聴したことか!!

出始めのドルビーステレオは、リアから出る音は、モノラルだったため、主に効果音とか移動音、重低音を廻してたようで、よく地響きの音がリアから聴こえてきて興奮したものです。

前方から後方に飛び去るヘリコプターも、後ろに音が移動するのを確認できました。

やがて、音は、5.1chに進化。リアの音もステレオ化。

自分は、部屋のリフォームのために、5.1ch化は諦め、リアスピーカーは邪魔になったので処分、バーチャルサラウンドができるアンプにして、フロント2台のスピーカー構成で我慢してたんですが、だんだんと、その音に満足できなくなり、まして、そのアンプは、5.1chのアンプだったんで、宝の持ちぐされを避けるため、再び大奮起!!(笑)

5.1ch化決行!!

センタースピーカー、サブウーファー、リアスピーカーを新たに追加!!

それぞれのスピーカーコードも買って、めんどくさい引き回しをやって、いろんな5.1chの映画を聴いて、音のレベル調整をやって、ほぼ満足な状態にするのに、なんだかんだ1週間はかかりました!!

でも、やって、大正解!!

ぜんぜんバーチャルとは違う音で ←バーチャルは、音の距離感がまったくない、重低音は再現できないなどなど、ホンモノにはほど遠い、ニセモノ!!

やっと、きれいなハイビジョン映像にふさわしい、素晴らしい音で、映画を鑑賞できるようになりました!! ←劇場で聴くより、細かな音設計がわかるほど!

今回大発見した注目ポイントは、

●サブウーファーの効果がスゴいこと!!

重低音を出すスピーカーなんですが、これは、爆発音や雷鳴だけに効果があるものではなく、セリフやドアを閉める音、ちょっとした小さな効果音にも、重低音が加わるようで、実にいい響き方をするんですよ!! よって、すべてが大迫力の音響に変貌!! まさに、映画館で聴く音といっしょ!!

今まで、サブウーファーを使ってなかったとき、なんか劇場で聴く音と違うなああって、気になっていたんですが、これが原因だったんですね。

だから、恐怖映画なんか見てると、すべての音がすごいんで、妙に緊張。(笑)

ショック場面では、イスから飛び上がるほどビックリしちゃいます!!

サブウーファーの威力恐るべし!!(笑)

 

●5.1chの映画を視聴して、最初に気が付くのは、出始めの頃のサラウンドとリアへの音の廻し方が違っていること。

5.1chの音って、意外にもあんまりリアに音を廻してないんですよ。

もちろん、音移動とか瞬間的にはあるけど、あくまでもフロントをメインにしてるようですね。

これは、劇場で聴いていてもおんなじ印象。

昔のサラウンドは、重低音の効果音をよくリアに廻していたのに、今やその役目は、フロント設置のサブウーファーになっちゃったみたいです。

もちろん、映画によっては、効果音を常にリアに廻して(森の中の虫の声とか街中の雑踏などなど・・・)、包み込む包囲感を出してる作品もあったけど、それって多くないんです。

あくまでもフロントをメインに音設計して、リアは、サブ的な扱いになってるようです。

時代の流れなのか・・・・???

もちろん、時より、音楽、音響、セリフがリアスピーカーの左右から独立して出てきたりするんで、うぉおおおー、すげえええってなることもしばしばだけどね。

 

<閑話休題>(笑)

さて、スタローンの「コブラ」の話に。(笑)

初見時、面白かった!!っていう印象はあったんだけど、

今や、どんな場面があったのか、音響はどうだったのか、まったく思い出せず!(笑)

先日、「ロッキー」シリーズを制覇し、その影響からか、他のスタローンものを急に見たくなったんで、真っ先に、昔面白かった「コブラ」を選んだしだい!(笑)

 

「コブラ」の注目ポイント

●余計なシーンがない!

 アクションに焦点が絞られたようで、大迫力のアクションシーンがひたすら連発するんで、ダレるシーンまったくなし!!

そのせいか、上映時間はわずか88分!

普通の映画だったら、スタローンの刑事、暗殺集団者たち、狙われてるヒロインの人物像を克明に描くのに、この映画は、まるでない。(笑)

これがあったら、110分くらいになり、つまんなくなってたかも?

この人間描写バッサリカットの割り切りぶりは、評価したい!!(笑)

そのため、全編、テンポのいい、アクション映画になっており、この手の映画の中でも、傑作といってもいいと思う。

スタローン映画の中では、埋もれてる感じがあるけど?、もっと表に出てきていい快作です!!

 

今回、WOWOW放送版で、鑑賞したんだけど、音は、5.1ch!

公開当時及びビデオ版は、4chサラウンドだったはずなんで、ハイビジョン化にあたって、リミックスしなおしたと思います。

もちろん、無難に、迫力あり!!