私をくいとめて
2020年公開!!
原作・綿矢りさ! 主演・のん! 共演・橋本愛! という私にとって、最強の組み合わせの映画!!
うぉおおおおおおっって感じ!!(笑)
このコンビで、どんどん綿矢りさ作品、製作していってほしい!!
次は、ぜひ、大江健三郎賞受賞の超傑作「かわいそうだね?」をお願い!!(笑)
さて、この「私をくいとめて」
2016年の4月から12月まで、37回にわたり、毎週金曜日、朝日新聞の夕刊に連載されてたもので、自分、この新聞版で読んでる。
わたせせいぞうの素晴らしいカラーイラストが毎回載ってたんで、ビジュアル的にも楽しめ、全部切り抜いて、今でも保管。
連載終了後、まもなく本として発売。
予想はしてたけど、イラストが全部カット!!されてしまっていたんで、本屋で、パラパラページをめくって、ちょっとビックリ!!
うーーーーん、これは・・・・。(笑) 残念無念!!
よって、
この新聞版は、超貴重!!(笑)
でも、まさか映画化されるとは思ってもみなかった。
意外!!
自分は、「かわいそうだね?」の映画化を常に熱望、夢見てたんで!!(笑)
WOWOW放送版で、初鑑賞!!
原作を読んでから、だいぶたってたんで、ほとんど忘れてたんだけど、見ながら、思いだしてきて、あああ、綿矢りさって、やっぱりいいなあああって思ったしだい!!
で、この映画で、大注目すべき点があって、
監督の大九(おおく)明子は、前にも綿矢りさの「勝手にふるえてろ」(2017)を映画にしていて、自分、劇場で見て、大変楽しめたんだけど、今回は、そのときの作風となんか違ってるんですよ。
前回は、映画的だったのに、今回は、映画を超えた、なんか別物を見てるようでした!! うまく表現できないんだけど、主人公のんといっしょに、見てる自分もすべての出来事を疑似体験しているかのような、そんなリアル感を感じて、不思議な気持ちになったんです!! 描かれてることが、あまりにもリアルで、、あるある感があって(笑)、これって、誰もが経験することなんだなああああと、妙な感じになります!!
映画って、普通、現実よりオーバーに描いていて、いかにも映画的って感じるじゃあないですか!! それが行き過ぎると、興ざめしちゃうんだけど、この映画は違うんですよ!!
あまりにも、現実感すぎて!!、自分が、のんといっしょにまさにその場にいて!!、いっしょに彼女と追体験してるんです!! 日常の風景なんですよ!!
いやああ、ほんと見ててビックリ!!(笑)
もちろん、映画的なオーバーな表現はいくつかあるけど、それはそれで、違和感ないし、疑似体験してる!!っていう意識は変わることがないんで、こんな映画があるのか!?と、自分でも、ビックリ!!
のんが、橋本愛のファミリーに囲まれて、食事するとこなんか、自分もいっしょにみんなと乾杯してましたよ!!(笑)
それほど、バーチャル感がすごい!!
ぜひ、この体験をしてみてください!! ほんと驚くから!!
意図的に、こうしたのか、監督の作風の進化系なのか?
(カメラも、そういう視線で捉えてるので、おそらく意図的だと思う。)
とにかく日本映画もついに、この境地に達したんですね!!
映画を超えたリアルなバーチャル映画。(笑)
綿谷りさの作品のタッチは、考えてみれば、いつもこういう感じなので、それが、ものの見事に今回ハマッたといえます!!
素晴らしいです!!
見終わったあとの爽快感も抜群!!
加えて、のんって、ほんといいですねえええ。
演技が自然で、これも、映画を超えた何かを感じさせる要因になってます。
もしかして、かなり突出した大傑作映画かも!!??
必見!!
何回も言いますが、このタッチで、「かわいそうだね?」を作ってくれれば、日本映画の超傑作になること間違いないです!!
もちろん、主演は、のんと橋本愛で!!