1917 命をかけた伝令
2020年公開!! 全編ワンカットによる撮影ってことで話題になってた映画で、劇場で見たかったんだけど、いろいろ都合がつかず断念していたもの。
WOWOW放送版で、待望の初鑑賞!!
予備知識として、ネタバレしちゃったんだけど、本当のワンカット撮影ではなく、いろんな処理をして、ワンカットに見えるようにしていたらしい。
CGIを使えば、もう何でもありの世界になってるんだね。
そのせいか、確かにワンカットになってるんだけど、見てて緊張感を感じなかったし、なんだか、カット割りしている普通の映画っぽく見えてくるんだから、不思議、不思議。
予備知識をつけていたとはいえ、知識がなかったとしても、このワンカットは、疑問に思ったかもしれない。ワンカットの完成度があまりにも高すぎて、今まで見たワンカット映画で感じる、現場での緊張感が見る側に伝わってこず(笑)、それがかえって、不自然さを感じてしまったんで。(笑)
加えて、映像的にもCGIの部分が多々あり、作り込み感が満載で、ああ、これでうまくやってるんだなあああって思っちゃったからね。
もし、これが、本当にワンカットですべてやっていたとしたら、高評価するけど、いわゆるごまかしなので、それがいいことなのかと。
長廻しは、あくまでも、アナログでやってこそ価値がある!!
だから、すごいことはすごいけど・・・・・うーーーん、微妙ですねえええ。
塹壕シーンの移動撮影は、スタンリー・キューブリックの「突撃」(1957)と良く似ていたんだけど、緊張感と迫力は、「突撃」のほうが、断然上。
こっちは、完全なアナログだったんで、アナログ強し、キューブリックすごしってことか!!(笑)