大列車作戦
1964年公開! あの傑作「グラン・プリ」(1966)のジョン・フランケンハイマー監督作品!
初見は、だいぶ昔に見たTV放映、それっきり。
面白かった印象があり、いつかちゃんとした版で、見よう見ようと思っていたら、今日まできてしまいました!(笑)
スカッとしたアクション大作を楽しもうという趣向だったんだけど、見てオドロキましたねえええ。(笑)
スカッとするどころか、あまりのヘビーな内容に閉口しました!(笑)
あのとき見たTV版は・・・・、楽しめたはずなのに!!??(笑)
どういうこと!!??
確かに大スター、バート・ランカスターのスタントマンなしのアクションの数々は、見ててスゴイし、本物の列車を使った、激突シーンとか、脱線シーンとか、爆破シーンなんか、超ド迫力!! 戦争アクション大作であることは間違いないのですが、その反面、やたら庶民が犠牲になる、悲惨な場面も連続してあり、とてもとても見ていられない!!
占領したフランスの美術館から高価な絵画の数々を列車でドイツまで運び出そうとするドイツ軍。
それを阻止しようと、あの手この手をつくす、フランス側の妨害工作員たちの活躍ぶりが痛快で面白いのに、その作戦がひとつひとつ成功するたんびに、関係者及び庶民たちが、報復として、次々と射殺されていくんですよ!!
うーーーん、これは、ひどい、ひどすぎる!!
娯楽映画になってない!!
ジョン・フランケンハイマー、恐るべし!!
辛口すぎる!!!
骨太すぎる!!!
いやああ、
鬱になる映画でした!!
強烈な反戦映画ですね、これは!!
紅一点のジャンヌ・モローが美しい!!
まさか、彼女が犠牲になるんじゃあないかと、最後まで、ハラハラドキドキ!!
・・・・・・その結果は、・・・・・実際見てください!!
音楽は、「アラビアのロレンス」のモーリス・ジャール!!