<アクション映画 雑記>

 

フレンチ・コネクション2

1975年公開!

カーレース映画の最高峰、あの「グラン・プリ」のジョン・フランケンハイマー監督作品!

初見は、TV放送で、その後レーザーディスクで見てきてる。

DVDは持ってるけど見てなくて放置状態。(笑)

今回は、WOWOW放送版もあったけど、放送が新しめのBS放送版での鑑賞!

 

この映画、けっこう続編映画としては、評価が高い。

アクションというよりか、人間ドラマが濃厚で、そのあたりが大人の鑑賞者=映画評論家に受けたのか?

「フレンチ・コネクション」の快適なテンポ、物凄いカーアクションを期待した、「ジョーズ」大好き少年少女たちには、まだ早い、大人の映画。(笑)

実際、自分も初見は、うーーーんって感じだったから。(笑)
人生経験が少なく、社会経験のない子供たち向きには作られてなく、加えて、子供たちは、大人の視点から鑑賞することができないので、見る人をかなり選ぶ映画になってます!

誰にでも、オススメの映画にはなってないところが、ミソ。(笑)

ジョン・フランケンハイマー、その割り切りぶり、あっぱれです!?(笑)

今回、久しぶりに鑑賞して、まさに!大人になってる自分は(笑)、やっと、この映画を堪能することができました!!(笑)

見事な脚本と演技、演出だと思いましたねえええ。

犯罪者を徹底的に追うそのシークエンスが、緊張感いっぱいに展開されているのに加えて、言葉の通じない異国の地に派遣された主人公の刑事の孤独感、疎外感が良く出ていて、しだいしだいに打ち解けていく過程がお見事。

そして、カーアクションを期待した向きを完全に裏切る意外なクライマックスのアクションと、ラストの鮮やかな締めくくり!!

当時の文献を読むと、劇場では、このラストで、拍手があがったらしい!!

ほんと、当時としても、今見ても、かなり斬新なラストだと思います!!

このラストは、最初から脚本に書かれていたのか?、監督が思いついたのか?

いずれにせよ、誰も予想がつかない、ああああああ、あっぱれ!!と叫んじゃう、痺れるラストです!!! かっこよすぎる!!

 

総括すると、

見る人をかなり選ぶ、大胆な選択をした続編だけど、映画通をうならせる傑作と言えます!!

今回の鑑賞で、ハッキリしました!!

 

ドン・エリスの音楽も、切れ味が良くて、効果満点!!

 

私が見たTV放送の日本語吹き替えは、言葉のわからない主人公の気持ちをわかってほしいという意図で、フランス語の部分は、吹き替えられてない版でした。

じゃあ、今持っている、日本語吹き替えのあるDVDは、どうなのかと、長い放置状態の封印を解いて、確かめてみたら!!! そうなってました!!(笑)

何しゃべってるのか、まったくわかりません!!(笑)