<ウィリアム・フリードキン監督作品 雑記>

 

欲望の女 ジェイド

1995年製作、日本未公開のウィリアム・フリードキン監督のかなり変わったサスペンス映画!

日本では、ビデオスルー。

だいぶ前から存在は知っていて、気になってたけど、見るのを後回しにしていた作品で、ついに今宵レンタルDVDで、初鑑賞!!

あの「エクソシスト」「恐怖の報酬」のフリードキンなんで見なきゃあ損!!??(笑)

・・・・で、いやああ、見て良かった!!(笑)

素晴らしいです!! こんなことなら、もっと早くから見ておけば良かった!!!(笑)

これは、傑作!!

最初のメインタイトルから、一気に映画に引きずり込まれます!!

映像もそうだけど、音楽もスゴイ!!

誰だ、こんな初っ端から大胆な曲を書く人は!!??って思っていたら、あの「エイリアン2」「タイタニック」のジェームズ・ホーナーでした!!(笑)

脚本のクレジットは、ジョー・エスターハス!! うぉおおおー、「氷の微笑」の脚本家じゃあないかあああああ!!!

もう、間違いない!! 

この布陣は、不安要素、まるでなし!!

安心して、見続けていけました!!

カーアクションもスゴイ!!

さすが、「フレンチ・コネクション」のフリードキン!!

やっぱり、この監督、ひと味違うなああ!!

ほんとうまい!!

いやああ、面白かったです!!

見るのが遅すぎたなああ。(笑)

そしたら、もっと早くから、フリードキン映画、追いかけてたのにぃ!!(笑)

・・・・でも、フリードキンも悪い!

「エクソシスト」のフリードキンということで、超期待して見に行った、「恐怖の報酬」(1977)が、そのあまりのつまらなさに、閉口し、1度、見切りをつけちゃったからなあああ。(笑) ← 自分、劇場で見たけど、唖然としましたよ!! なんの満足感もないまま終わっちゃったんで!! ただ、この日本公開版は、だいぶ後になって知ったんだけど、92分の短縮版。 重厚なドラマ部分がバッサリ、カットで、真のテーマが、曖昧になっていた。 2018年に121分の完全版がようやく日本で、劇場公開。  

フリードキンの描きたかったことが、やっとわかり、ちょっと感動、再評価!!

短縮版は、日本では、TV放映のみで、ソフト化されてない。 ← 自分、録画したけど、消してしまった!(笑) 保存しておけば、かなり貴重なものだったのにぃ!!(笑)

1990年に初ソフトされたときは、121分版だった。

ただ、スタンダードサイズだったんで、左右の映像がカットされ、不完全。

← この時は、スタンダードが、オリジナル画面だと思っていた!! 劇場版は、この画面の上下をカットして、ワイドにしてたと認識。

それが間違いだったと気づいたのは、2018年の劇場公開、続くDVD、ブルーレイ化で。

ブルーレイを見て、過去のスタンダードサイズのソフトと見比べて、その事実を初めて発見!!

当然、ワイド画面のほうが、スゴイ迫力!!

そして、超重厚な人間ドラマも真に迫ってきて、超ド級のすさまじさ!!

圧倒されすぎて、見終わって、しばらく席を立てなかった・・・・。(笑)

いやあああ、フリードキン、只者ではなかった!!(笑)

しかしながら、1990年の初ソフト化、121分版を見たときは、TV画面で見たので、その重厚なドラマが、まったく伝わらず、そんなに面白いとは思わず。                     短縮版よりましになったけど、まだまだ低評価。

評価が変わったのは、2018年の劇場で見たとき。

大画面で見て、初めて、本当のスゴサを感じ取れましたよ!!

映画って、不思議なもんだなあああ。

見る環境によって、だいぶ印象が違う!!

・・・・ということは、違う条件で、見た人同士で、討論しても、まったく意味ないってことか・・・。(笑)

いくらスゴイスゴイと言っても、相手も劇場で見てなきゃあ、まったくそのスゴサが理解されず、話が嚙み合わないってことに・・・・・・(笑)