<エンニオ・モリコーネ作品 映画雑記>

 

怪奇な恋の物語

1971年公開!

音楽が、エンニオ・モリコーネだったんで、早くから音楽だけは聴いていて、その実験的すぎる曲にとまどいながらも、気になっていた作品だったんだけど、確かソフト化されてなかったもんだから、まったく見る機会がなく、このまま見ずに終わってしまうのかと思っていたんですが、数年前にユーチューブで本編がアップされていたのを見つけ、おおお、海外ではソフト化されていたのかあ・・・・・・、もしかしたら、日本でも出るのかなああと思っていたら、数年たってしまい(笑)、忘れかけていたときに、いきなりブルーレイ化されたんで、狂喜乱舞!

満を持しての、初鑑賞です!!

いやああああ、もう、ビックリ!

圧倒されました!!

これ、傑作ですよ!!

今まで、埋もれていたなんて、ほんともったいない!!

はやくに、発掘されていたら、日本の映画界も何かが変わっていたかもしれないのに!!(笑)

当時、見た人誰もが、衝撃を受け、傑作と思ってたはずで、なかなかソフト化されないんで、地団駄を踏んでいたのに違いありません!!

傑作と言いたくても、映像がないんで、誰にも言えないから!(笑)

このまま、見ずに一生が終わってしまうのかあああ・・・・・(笑)、幻の作品として自分だけの想い出になってしまうのかあああ・・・・・・(笑)と、

諦めきれない人たちに、ほんと奇跡の朗報ですよ!!

日本初ソフト化、いきなりブルーレイ発売!!

生きてて良かったああああって、感じたことでしょう!!

自分は、数年前にユーチューブで、チラッっと見ただけで、今回のブルーレイ鑑賞が、初見だったんですが、

全編に渡って繰り広げられる、斬新で前衛的な映像と音楽のオンパレードに、超魅せられっぱなし!!  アート感覚も抜群で、感性刺激されっぱなし!!

いやあああ、すごい!! すごすぎる!!

ストーリー展開は、典型的な、ジャッロなんですが、ここまで、改変すると、まるで、別のジャンルの映画を見せられてるようで、こういう見せ方を決断した監督の力量に、もう、あっぱれ、脱帽するしかありません!!

あまりにも変わってるんで、やったもんがちのところがあり、以後、この映画の手法を真似たジャッロは作られてないんじゃあないかな?

やれば、この「怪奇な恋の物語」を完全に模倣したって思われちゃうんで、誰もやりたがらないんでしょう。

それほど、普通の映画の王道の手法から外れてます!!

加えて、エンニオ・モリコーネの音楽も、抜群の効果で、超素晴らしいんですよ!! もう、最初っから終わりまで、ノリノリ!!(笑)

今まで、サントラだけしか聴いてなくて、音楽だけを聴くと、あまりにも、前衛的なんで、正直つまんないんですが(笑)、これに映像がつくと、ものすごい魅力を発揮することをまさに実証!! 映像が息づき、音楽が息づき、躍動し、劇的効果満点!! いやああ、モリコーネ、すごい! すごすぎる!!(笑)

大量のモリコーネ作品の中でも、ベスト30に入る大傑作だと思いました!

見終わって、改めて、サントラを聴いたんですが、不思議なことに、やっぱ、映像がないとダメです。(笑)

普段、モリコーネの音楽は、映像と切り離して、曲だけ聴いても、ぜんぜんOKなんですが、この映画だけは、

不協和音と、即興っぽい?演奏の連続なんで、映像付きで聴いてこその音楽になってます。

女神エッダの美しい美声も、映像といっしょに聴くと、聴き惚れまくりぃーーーっ!!!

(笑)

 

いやああ、この映画、もっと、話題になっても、いいんじゃあないでしょうか!!

隠れすぎた、大傑作!!

そして、エンニオ・モリコーネの大傑作!