<スピルバーグ映画雑記>
続・激突! カージャック
1974年公開!
「激突!」で、天才ぶりを見せた、スピルバーグ監督の劇場映画デビュー作!
その邦題のダサさと、ニューシネマ風の地味な題材で、ちょっと埋もれた感のある作品で、過去に自分もTV放送で1回。 WOWOW放送版で、1回見たっきり。 印象は薄い。
「激突!」「ジョーズ」「未知との遭遇」「E.T.」のようなド派手なエンタメ映画になってないから。(笑)
スピルバーグ映画だからと、期待すると、肩透かしを食う。(笑)
また、あのジョン・ウィリアムズと初顔合わせとなった記念すべき映画でもあるけど、音楽的にも、地味。 当時、サントラも出てないし。
そんな、困った映画なんだけど(笑)、
激安ブルーレイを買ってしまったんで(笑)、初心に帰って、鑑賞!!
いやああああ、良かったです!!(笑)
面白かった!! ←アレアレ?? ぜんぜん評価が違うぞ!!(笑)
とにかく、見せ方がうますぎる!!! 全編テクニックで見せていく映画になっており、見ながら、うなりまくりですよ!!!
これは、天才の為せる業!!
スピルバーグならではでしょう!!
スピルバーグ演出じゃあなかったら、完全に埋もれてましたねええ。
もう、ビックリ!!
当時から、けっこう業界では評価の高い映画だったんで、自分は、不思議に思ってたんですが、
今回、ブルーレイで、見直してみて、ようやくそのことに気づきました!!
演出がうまい!とは、この映画のことを指す!!
初見のTV放送は、スタンダードサイズの吹き替えだったし、2回目のWOWOW放送版では、シネスコサイズだったけど、今より、小さいTVで、さらに小さく見たんで、まったく、劇的効果があがってなかったんで、本当の良さを感じることができなかったんでしょう!!
ようやく、今回、環境も整った状態で、見たんで、完璧!!
本来のシネスコサイズの構図を生かし切った画面を十分に堪能することができました!!
素晴らしすぎる!!!
ダサイ邦題をやめて、原題の「シュガーランド・エクスプレス」に戻すべき!!
スピルバーグの優しさにあふれた傑作です。