<アクション・サスペンス映画雑記>

 

危険を買う男

1976年公開! ジャン=ポール・ベルモンドのアクション映画!

最近発売されたブルーレイで鑑賞! 日本では、初ソフト化らしい。やっとって感じか・・・・。  VHSソフトくらいは、出ていそうなのに?? 不思議不思議。

2020年に、ベルモンド映画特集で、劇場公開されたんで、うぉおおおお、これは近々ソフト化されるぞぉぉぉって、ちょっと感激し、首を長くして発売を待っていたもの!!(笑)  

思い返せば、この映画の予告編を劇場で見たことあるし、ミシェル・コロンビエの音楽をFMの映画音楽番組で初めて聴いたとき、なんて、かっこいい曲なんだああ!!って、強烈に耳に残ったことがあったし、待望のTV初放送版を見て、その曲が効果的に流れていたのを確認して、感激したことあったしと、常に頭の片隅に残っていた忘れられない映画の1本。(笑)

・・・で、なぜか自分、この映画、TV放送版ではないもので、見たことあるんですよ。

それがなんだったのか今思い出せないんだけど?、日本でソフト化されてなかったとすれば、レンタル輸入ビデオソフトだったか、ユーチューブ映像だったか???

そう、なぜ、この点を言うのかというと、なんと、TV放送版では、最高に劇的効果満点で、流れてきた音楽の場面に、本当の本編では、実は流れてなかったことに気づいたからなんです!! これ、愕然!! いやああ、もうビックリですよ!!  その場面を見たくて、その映像を見たのに、使われてない!!??

・・・・ってことは、日本の選曲屋さんが、TV放送版を作るときに、勝手に入れ込んだってこと!! ここ、ベルモンドのアクションで、見せ場のひとつなのに、なんで曲を入れてないんだよ!! ぜんぜんダメじゃん!! 拍子抜けじゃん!! よし、それなら、俺が入れてやろうじゃあないかああ!!ってことで、当時のサントラレコードを使って、入れてくれてたってこと!! その事実に、驚愕しました!!(笑)

ベルモンドって、「恐怖に襲われた街」や「華麗なる大泥棒」同様、自分の超絶アクションシーンに、音楽を入れたがらないんですね!(笑)

自分の生身のアクションに、色をつけたがらないってことか?(笑)

マジで、見てくれってことなのかな?? 

ブルース・リーやジャッキー・チェンと違うなあああ。

 

さて、待望の本編! オープニングから、例のかっこいいテーマ音楽が荒っぽい演奏で流れてきて、大興奮!!(笑) そう、映画音楽は、この荒っぽい演奏が迫力を呼んでくれるんですよ!! まさに、映像を見ながら、即興で演奏、録音したんじゃあないかと思うほど! ライブ感あふれるド迫力で、最高です!!!

TVで見たはずなのに、ストーリーは、まったく忘れていたんで、ハラハラドキドキの連続!  危険を買って金儲けするベルモンドの話と、続発する殺人事件の犯人、冷酷非情で異常な殺人鬼の話が並行して描かれていき、この二人が間違いなく、クライマックスで戦うことになるように仕向けられた超絶なるサスペンス展開に、興奮すること間違いなし!!!

いやああ、面白かったなああああ。 傑作です。

 

改めて、あの場面に音楽が使われてなかったことを、再確認しましたが、うれしいことに、日本語吹き替え版が収録されており、当時のTV初放映版のまんまの音声らしく、あのとき選曲屋さんが、当て込んでくれた音楽を聴くことができます!! より興奮したいときは、こっちに切り替えて見てみましょう!!(笑)

オリジナルの音楽の使い方より、絶対こっちのほうがいいです!!

ベルモンドの音楽センスは、・・・・やはり疑問だなあああ・・・。(笑)